HOME > 『佼成』会長法話一覧
2012年2月号
毎年この時期は、受験や進学、就職や転居など、さまざまな変化を見越して何かと気持ちが落ち着きません。
バタバタと慌(あわ)てた様子の人がいるとき、「まあ、座れ」といってその人の気持ちを落ち着かせますが、それは、忙しいという字が「心」を「亡くす」と書くように、気忙(きぜわ)しく動いていると自分を見失いかねないからです。
2012年1月号
みなさま、明けましておめでとうございます。「一年の計は元旦(がんたん)にあり」で、年の初めには多くの方が、おおよその目標を定め、あるいは生きるうえでのテーマを決めて新年のスタートを切ることと思います。
2011年11月号
私が本会の会長に就任して、この十一月でちょうど二十年になります。思えば、いつの間にか年月が過ぎていたという気がしますが、その間、会員のみなさんとともにどのような方向に歩ませていただけばいいのかと、私なりにいろいろと思いをめぐらせてきました。
2011年10月号
釈尊(しゃくそん)のお言葉に、次のような一節があります。
「さあ、法を伝える旅に出よう。多くの人の利益(りやく)と幸福のために法を説こう。世間を慈悲(じひ)の眼(まなこ)でみつめ、この世界すべての安楽のため、真理にかなった実践を説き示そう」
2011年9月号
みなさんもご存じのとおり、漢字にはそれぞれ意味があります。九月の「敬老の日」にちなんで見てみると、「老(ろう)」という字は、七十歳以上の老人を指します。また「耆(き)」という字は、六十歳を意味するといわれます。
2011年8月号
私たちはみな「心を磨き、人格を磨いて人に喜ばれる人間になりたい」と願って、人生を歩んでいるといえるでしょう。
仏教徒として私たちは、仏さまの教えを学ぶ「ご法の習学(しゅうがく)」を大切にしていますが、ことさら学ぼうとせずとも、じつは日ごろからすでに習学していることにお気づきでしょうか。
2011年7月号
江戸時代の初めごろ、禅の教えをわかりやすい言葉で庶民に伝えた盤珪禅師(ばんけいぜんじ)に、次のような話が残されています。
あるとき、一人の僧が禅師にこう尋ねたそうです。
2011年6月号
本会の会員綱領に「家庭・社会・国家・世界の平和境(常寂光土(じょうじゃっこうど))建設のため」とあります。これは私たち一人ひとりが、家庭を出発点とする思いやりの実践によって平和な世界を築いていく、との決意を示すものです。
2011年3月号
ご法を習学し、日常生活に生かす――このいわゆる「信仰即生活」という姿勢は、開祖さまのご指導であり、本会の特徴といえます。そこで、私たちが読経(どきょう)の際、最初に唱える「道場観」をとおして、仏さまの精神をかみしめたいと思います。
2011年2月号
現代に限ったことではありませんが、物が豊かになると、とかく人間の心は滅(ほろ)ぶといわれます。昨今はとくに、他人はもちろん家族の命さえ気にもかけない悲しい現実が、「無縁社会(むえんしゃかい)と呼ばれる風潮まで生んでいます。
2010年12月号
十二月は釈尊(しゃくそん)が悟りを開かれた成道会(じょうどうえ)を迎えるたいへん意義深い月です。また、多くの人が一年をふり返り、新年に向け決意を新たにする大切な月でもあります。
2010年10月号
これまでにも何度かお話ししていることですが、いまの世の中は、総じて効率よく合理的にものごとを進めることがよしとされます。もちろん、そこには多くの人の役に立つ工夫や努力もあります。
2010年9月号
人にはみな、多かれ少なかれ、できれば顔を合わせたくない苦手な人や反(そ)りが合わない人がいるものです。その人のことを考えるだけで憂鬱(ゆううつ)になり、実際に会えば不愉快になるばかりか、いざこざが絶えないこともあります。
2010年8月号
布施(ふせ)は、六波羅蜜(ろくはらみつ)の最初に挙げられている菩薩(ぼさつ)の実践徳目の一つ。経典に「布施是(こ)れ菩薩の浄土」ともあり、その意味では、仏さまの教えを学ぶものにとって大切で、身近な菩薩行といえましょう。
2010年7月号
七月といえば盂蘭盆会(うらぼんえ)の時期ですが、そのころにお墓参りをするご家庭も多いのではないでしょうか。
「こうして、いまあるのは、先祖のおかげさま」との思いからお墓に参り、感謝のまことを捧げる、日本に古くからある習わしです。
2010年6月号
釈尊の教えを集めた最も古い仏典の一つ「スッタニパータ」のなかに、「姓は〈太陽の裔(すえ)〉といい、種族は〈釈迦族〉といいます。私はその家から出家しました」という釈尊の言葉が見られます。
2010年5月号
「わが身をつねって人の痛さを知れ」という言葉があります。苦痛を味わってみて初めて、他人の痛みも思いやれることを意味しますが、なにごとも体験して、初めて知ることができるということでありましょう。
2010年4月号
まことに悲しいことですが、日本では昨年まで十二年続けて自殺者が三万人を越えたと報道されました。釈尊は、「この世のすべては苦〈思い通りにならない〉である」とおっしゃていますが、自ら命を絶つ人がこれほど多い現実に接すると、仏教を信受する一人として、とても胸が痛みます。
2010年2月号
釈尊が祇園精舎におられたとき、年若い一人のバラモンが突然、釈尊を罵り、なじり、責めたことがありました。
しかし、釈尊はじっとその罵詈雑言を聞かれたうえで、次のように尋ねられます。
2009年12月号
神仏の前に手を合わせ、お参りをするとき、私たちはよく「ああしてほしい」「こうあってほしい」と、願っています。もちろん、感謝と喜びでお参りすることもありますが、どちらかといえば「お願い参り」に傾きがちなのではないでしょうか。
2009年11月号
法華経は、薬の効能書きのようなものともいわれることがあります。それは、仏さまの教えを信じて実践すれば、こんな功徳もある、あんな功徳もあると、経典のなかで仏さまが多くの功徳を説かれている、という見方によるものでしょう。
2009年10月号
朝起きて、家族と顔を合わせたとき、「おはよう」と元気にあいさつすると、とても気持ちがいいものです。あいさつ一つで、心と心が響き合う喜びがそこに生まれます。
2009年7月号
立正佼成会ではいま、「全会員へのご本尊およびご法号勧請」に取り組んでいます。これは、布教伝道方針にあるように、一人ひとりが生きがいと喜びをもって人生を歩むことのできるようにと願うからです。
2009年6月号
一〇〇年に一度といわれる世界同時不況の影響を受け、日本の経済情勢も厳しさを増しています。事態は深刻で、先行きに不安を感じたり、また実際に人員削減や賃金カットにあわれた方も少なくないでしょう。
2009年3月号
今月は、春のお彼岸を迎えます。お彼岸の言葉の由来は、古代インドの言葉であるサンスクリットの「パーラミター」にあり、中国で「波羅蜜」と漢字に音写されて、わが国に伝わりました。
2009年2月号
規則正しい生活は、健康に生きる基本といわれています。忙しい現代人は、食事や睡眠の時間が不規則になりがちですが、一つの決まりをつくり、続けていくことで、暮らしにリズムが生まれます。
2009年1月号
仏教に「意馬心猿(いばしんえん)」という言葉があります。これは馬が走りまわり、猿が騒ぐのをおさえがたいように、煩悩(ぼんのう)もまた、おさえるのはむずかしいという意味です。