立正佼成会概要

開祖 庭野日敬にわの にっきょう

1906(明治39)年、新潟県の十日町から山に入った菅沼という寒村に生まれ、祖父・重太郎や父・重吉からは「世のため人のために尽くす」生き方、小学校の校長先生からは「人に親切にすること」を教わり、それらを素直に実践して喜びを得ていた。16歳で上京。その後、霊友会に入会して学者・新井助信師の講義を受け、法華経を知って深く感動する。

のちの自伝にはこう記されている。「これこそ正しく自分が求めていたものだということがはっきりしてきた。どこをどう突いてみても、兎の毛ほどの隙もない。しかも広大無辺、世界じゅうの人間を一人残らず救いとる完全無欠の網である。心も、肉体も、個人も、社会も、何物をも余すところはない」

1938(昭和13)年、「大日本立正交成會」(現・立正佼成会)を創立。以来、法華経を貫く「一乗」の精神を自らの願いとし、世界平和と人類救済に生涯を捧げた。 開祖は法華経を現代生活に生かせる教えとして新しく解釈した『新訳法華三部経』(10)など多数の書物を執筆。自らが歩いて法を広めると共に、国内外で積極的に「諸宗教対話・協力」を展開した。

その地球規模の功績により、1979(昭和54)年の「テンプルトン賞」をはじめ、数多くの平和賞を受賞。 1999(平成11) 年、92歳で入寂。

「一人でも多くの人に、法華経に示された人間の生き方を知ってもらい、本当の幸せを自分のものにしていただきたい ー 私の努力のすべては、そのためにあったと言っても過言ではありません」 開祖は晩年、会員の前で自らの生涯を振り返り、このように述べた。