立正佼成会概要

本会の特徴

立正佼成会は、仏教の経典「法華三部経(法華経)」を軸とし、その教義にある調和、平和、共存の精神を広く人々にお伝えし、また学ばせていただきながら、争いや不安のない希望の人生を共に歩んでいくために活動している、在家の仏教教団です。

本会は、新潟の寒村から上京し、法華経と出会ってその教義に感動した庭野日敬(にっきょう)開祖と、志を同じくする長沼妙佼脇祖により、1938(昭和13)年に創立されました。現在は開祖の長男である庭野日鑛(にちこう)会長が志を受け継いでいます。会員世帯数は2018年現在で約115万世帯。国内に238の教会があり、海外には20ヶ国の国や地域に65の拠点があります。本尊は、久遠実成大恩教主釈迦牟尼世尊(くおんじつじょうだいおんきょうしゅしゃかむにせそん)です。

本会の特徴のひとつは「教義は違っても目指すものは一つである」という開祖の考えから始まった宗教協力です。国内では新日本宗教団体連合会(新宗連)設立への貢献、世界においては1965年のバチカン公会議への招待が契機となった世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)の推進など、今や世界の常識となった諸宗教間の連携の礎をつくるとともに、現在もイスラームやキリスト教など世界の諸宗教指導者と手を携え、国連や各国政府と協働して紛争や貧困の解決に向けた歩みを進めています。

会員の日常生活は、家庭での読経供養(ご供養)で今あるいのちへの感謝、先祖への感謝をし、最寄りの教会に行って仏教行事に参加したり「法座」と呼ばれる場で日常生活の問題や悩みを話し合い、仏教の教義に沿った解決方法を学び合います。また、仏教が伝えようとしていることを知っていただくための「導き」や、人とふれあい、苦楽を共にする「手どり」という行いもあります。各教会や東京にある本部では、仏教や法華経の教義や日常生活への生かし方を学ぶ研修会も定期的に行われています。

立正佼成会会員の基本姿勢は、法華経の経典の中に記されている「常不軽菩薩」の精神です。石を投げられても棒で殴られても「あなたは将来仏になられる人です」と言ってすべての人に手を合わせ続けたというこの菩薩のように、出会い、つながった家族や学校、職場のすべての人に静かに手を合わせ、相手の幸せのために自分を捧げられる人になれるよう、菩薩行(ぼさつぎょう)を繰り返しています。