立正佼成会概要

個人の生活

基本信行

立正佼成会の会員になると、以下の三つの基本信行(きほんしんぎょう)が日々の生活の拠り所になります。これらの信行をくりかえすことによって、仏教の教えを身につけ、わがままな心を取り去り、明るく、優しく、温かい人になるためです。

ご供養
朝と夕方に行うご供養(読経)には、いくつかの大切な目的があります。両親、さらには無数の先祖のおかげで今、自分のいのちがあることへの感謝を感じること。仏教でいう「三昧」(さんまい)の境地にも似た宇宙ぜんたいとの一体感、仏との一体感を感じることで、心を静め、広く安定した精神を得ること。そして経典自体に示されている様々な教えを毎日かみしめ、心を浄めることです。

導き・手どり・法座
釈尊(仏陀)の教えを人さまにお伝えすることは、仏教徒にとっては一番大事な行いとなります。なぜなら、仏教はすべての人から悩みや苦しみを取りさり、幸せをつかんでいただくために存在する教えだからです。「導き」とは、まだ会員になっていない方々に教えをお伝えし、入会をしていただく行い。「手どり」とは、様々な境遇の会員とふれあい、教えの素晴らしさ、有難さを共有する行いです。「法座」とは、教えの仲間(サンガ)が集い、日々の悩みや問題を出し合い、それらを仏教の教えと照らし合わせて解決していく場です。これらの体験を通し、会員は自らの仏教的生き方を、より深化させていきます。

ご法の習学
立正佼成会では、上記ご供養・導き・手どり・法座をはじめ、教えを学ぶ研修会、教会道場や本部への参拝などの諸活動を、教えの仲間(サンガ)と共におこなっています。「ご法の習学」とは、これらのことを日常生活の中でくり返し、仏教の教えを自分のものにしていくことです。ひとりではつい、わがままな心や欲の心が芽生えますが、サンガと支え合いながら、様々なことに気づき、心や行いを教えに沿ったかたちに変えていくことで、自分もまわりも変わっていき、自然に調和のとれた心穏やかな生活になっていくのです。

先祖供養・親孝行・菩薩行

仏教の教えを生活の中で実践するために庭野日敬開祖が示した三つの行いです。「先祖供養」は、ご供養を通して先祖・親・自分・子・孫という「いのちの流れ」の中にある自分というものに気づき、そのことへの感謝と自分自身の生き方を見つめる行いであり、その思いは親の恩に報いる「親孝行」にもつながります。「菩薩行」とは、ひと言でいえば親切な人になることです。本会では「まず人さま」という言葉で、自分の満足より先に相手の幸せを思いやることを大事にしています。そのことが自分自身の「人の役に立ちたい、人を幸せにしたい」という心(仏性)を発揮できる実践だからです。

三つの実践

自分の心を斉(ととの)え、家庭を斉えるために、庭野日鑛会長が紹介した行いです。
1. 家庭で朝のあいさつをする。 2. 人から呼ばれたら「ハイ」とハッキリ返事をする。 3. 席を立ったら必ず椅子を入れ、履物を脱いだらそろえる。この実践をくり返すことで、自己中心の殻(から)を取り去り、自らを律することが出来るようになります。