急がず、休まず

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出会いと別れの「今」を生きる

毎日が、新しい人との出会いであると同時に、人との死別も避けることができませんから、永訣(えいけつ)の予行演習であるとも言えます。そうした中に、私たちは、いま生きている、生かされている、このように言えるかと思います。
私たちは、昨日のことを後悔したり、明日のことを心配したりします。しかし、いま申し上げたように、日々新たなこととの出会いがあると同時に、亡くなっていく方々との別れも数多くございます。それらは全て、この現在、いまという時に、そうした経験をするのであります。
昨日のことを、いくら後悔しても、どうにもなりません。また明日のことを心配しても、まだやって来ていないのですから、それは取り越し苦労になります。未来のことを心配するより、いま、自分がいかに真剣に生きるかに集中し、それを積み重ねていくことが、希望に満ちた明日を築くことにもつながるわけであります。

『佼成新聞』より