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「みんな素晴らしい」の大宣言
「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」という言葉をしっかりと味わってみますと、能力があってもなくても、全てが尊い、そのように宣言をされたということなのであります。いわゆる仏教のスタート、お釈迦さまがお生まれになったときに、「人間は、みな素晴らしいのですよ」と宣言をされたことに、大いなる勇気を頂くのであります。とても有り難いことです。
その意味で、私たちは、人と比較をし、劣っていることを数えるよりは、むしろ、こんな素晴らしいところがある、と自分の特長に気づいていくことが大事であります。
例えば、学校などで、数学の成績は悪くとも、体育の能力がある、音楽では能力がある、絵を描けば能力があるなど、多面的に見ると、その人には、素晴らしいものがたくさんあります。とてもやさしいことも、素晴らしい能力であり、価値です。ですから、「自分には能力がない」と落ち込んでしまったりすることはないのです。
「天上天下唯我独尊」の言葉のように、お釈迦さまは、この世に存在しているだけでも尊いとおっしゃってくださっているのですから、そこに気づいていけばいいのです。仏さまだけが尊いのではない、開祖さまだけが尊いのではない、われわれ一人ひとり、全てが尊い、これが仏教の平等思想であります。
『佼成新聞』より