「開祖随感」365日今日のことば

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拝む心が拝まれる心

サンガでのお役が、人さまをお救いさせていただくためであるのは、みなさんよくご存じのはずです。それだけに、真剣にお役に取り組むと、「ここを直してもらわないと幸せになれませんよ」と、人の欠点が目について言わずにいられなくなってきます。

けれども、それをそのまま相手にぶつけたのでは、こっちの気持ちを素直に受け取ってはもらえないのです。人は自分の弱点をつかれたと感じると、本能的に自分を守ろうとして、身も心も閉ざしてしまうからです。

人を説得する難しさは、言葉をどう重ねたらいいかではなく、どうしたら心を開いてもらえるかの難しさなのです。まず、互いに信頼し合える関係になることが先です。信頼関係ができてしまえば、多少言葉足らずでも、砂が水を吸うように、こちらの思いが相手に伝わっていきます。

在家の信者のみなさんは、それぞれの仕事や家庭でのつとめを果たした上に、ご法を求め、奉仕をしてくださっているのです。そう思うと一人ひとりに心から合掌せずにいられなくなります。その謙虚な姿勢にみなさんが心を開いてくださるのです。

庭野日敬著『開祖随感』より