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車いす贈呈をめざしプルトップ収集 大垣教会・坪井さん


坪井さん=大垣教会=が空き缶のプルトップ収集を始めて間もなく1年になります。環公害防止連絡協議会が進めるアルミ資源回収運動を通して、病院に車いすを贈ることが目的です。きっかけは愛する孫のY君(当時6歳)との別れでした。

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Y君は4歳のとき、小児がんの一つ「肝芽腫(かんがしゅ)」と診断されました。100万人に1人の発症率といわれる難病でした。Y君は2年半の闘病生活を送ったあと、息を引き取りました。
坪井さんは、闘病中のY君が多くの人に支えられていたことに気づきました。たとえば、NPO(非営利団体)のメンバーが道化師を演じ、入院中のY君を楽しませたこと。ボランティア団体の好意で沖縄への最後の家族旅行が実現したこと。手術に不安を抱くY君に、病院スタッフや、同じ小児病棟に入院する子供やその親から寄せ書きが渡されたこと。小児病棟の人気者だったY君は、そうした温かい応援に笑顔で応えました。
「ここまでしてくれる人たちがおったんです。〈孫を支えてくれた人たちの心に少しでも近づきたい〉。そうした思いを、孫によって気づかせて頂きました」
坪井さんは妻から、プルトップ収集の活動を知り、インターネットで調べ、取り組みを始めました。
1台の車いすを寄付するために必要なプルトップは約1トン。道のりは長いです。坪井さんは教会や公園、仕事の取引先のごみ箱などから、1週間でペットボトル(1・5リットル)1本分のプルトップを集めます。「気持ちがあれば誰でも毎日続けられます」と坪井さん。最近は、サンガがプルトップを持ち寄ってくれたり、いつも訪れるガソリンスタンドの店員がプルトップを集めて待ってくれているといいます。
「お金を集めたほうが、すぐに車いすが買えるかもしれません。しかし、多くの方々の気持ちが込められたプルトップには、それ以上の重みを感じます」と坪井さんは語っています。
「この活動を学校や地域に広げたい。Yから教えられた思いやりの心を多くの人に感じてもらいたい」。それが坪井さんの願いです。

(2008.07.04記載)