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地域の人々と国道沿いの花壇の手入れをする下関教会の川越さん


地域を華やかな花で彩り、市民に喜んでもらおうと、川越さん=下関教会=は、地域の人々と共に国道沿いの花壇の手入れに努めています。花壇には一年中、季節の花が咲き、ドライバーや道行く人からは、「気分が和む」との声が寄せられています。

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下関市長府才川地区付近の国道2号線。夏の日差しが照りつける中、道路の両脇約1キロにわたって色とりどりの花が咲き誇ります。川越さんを中心に地域の人々が丹精込めた花壇です。その中で、川越さんが担当する300メートルには、マリーゴールド、ガザニアなどが並んでいます。
川越さんは毎日、国道から約50メートル離れた自宅から手押し車で水の入ったバケツを花壇に運び、散水します。夏場は気温の高い日中を避け、夜7時から1時間半ほど水まきと除草作業を行います。「(花を)見た人が、一瞬でも温かい気持ちになってくれれば幸いです」。
7年前、国道沿いの花壇は雑草で覆われ、ごみが散乱していました。川越さんはその様子を見て胸を痛めていました。15年前に夫が他界して以来、夫が遺(のこ)した盆栽の世話を続けていた川越さんは、「(花壇を)花でいっぱいにしよう!」と思い立ちました。
雑草を刈り、地ならしをし、コスモスの苗を植えました。毎日手入れを続け、台風が近づくたびに添え木を当てました。地道な努力が実り、その年の秋には、花壇いっぱいのコスモスが通りを彩りました。
川越さんの熱心な姿、そして鮮やかな花々を見た近隣住民が、年を経るごとに一人、また一人と川越さんの活動に協力していきました。
活動は3年前から、市民による道路の美化活動を推進する国土交通省の「ボランティア・サポート・プログラム」に認定され、現在、花の苗や種の提供を受けています。現在、花壇には同省による『長府ゆめ通り』と書かれた看板が立っています。「皆さんの協力のおかげさま」と、川越さんは感謝で受け止めています。
花壇を見た通行人から「ほのぼのする」「気分が安らぐ」といった言葉をかけられるたび、川越さんは、教会活動や地域でのボランティアを通し、人の喜びのために奉仕してきた夫の思いをかみしめています。「きっと、夫も花壇づくりを喜んでくれているでしょう」と話します。

(2008.08.22記載)