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室蘭教会・青年部「通勤練成」


教えの職場実践と仲間づくりを目的に、室蘭教会青年部は昨年から年2回、道場で共に生活を送りながら職場に通う「通勤練成」を実施しています。10月21日から24日まで第4回が実施され、13人が参加しました。同練成は、仲間の温かさに触れ、教えを日常に生かす学びの場となっています。

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通勤練成では、毎回参加者がそれぞれの実践目標を立てます。今回は、庭野日敬開祖の生き方に学ぼうと、庭野開祖が青年期に立てた「六つの誓い」の中から、各自が目標を選びました。
午前7時前、読経供養と朝食を終えた参加者が、出勤前、めいめいにご宝前に向かって座り、自分の誓願を確認します。
25歳の青年女子部員は今回、「力いっぱい働こう」と誓願を立てました。一日中、スーパーマーケットの野菜売り場に立ち、足のむくみや痛みに悩む中、〈疲れのせいにして、手を抜いてはいなかっただろうか〉とそれまでの勤務態度を反省したからです。誓願を立ててからは、たとえ職場で足や体がつらいと感じても、朝、確認した誓願を思い起こすことで自然に体に力がみなぎってくると感じるようになりました。
また、苦手だった職場の上司に対する悩みを練成中、仲間に話しました。上司との関係を改善しようと毎日あいさつを続ける中で、上司の態度が優しくなったことを伝えると、仲間はまるで我がことのように喜びを分かち合いました。
サービス業で働く青年男子部員(24)は、連日仕事が深夜まで及ぶことから、2日目以降は練成を休むつもりでいました。しかし、仕事中、携帯電話に青年部長(35)からメールが届きました。『遅くなってもいいから。教会の裏口を開けて待っているよ』。仕事を終え、深夜2時に道場に戻ると、青年部長がカレーライスを温めて待っていました。「皆さんに支えられて練成に参加できることに気づき、心の底から感謝がわきました」。男子部員はサンガの温かさを実感しました。
青年部長は「一日の目標や成果、職場での悩みなどを、みんなで分かち合える場が通勤練成です。4日間寝食を共にし、互いに支え合える仲間作りの場になってほしい。道場で学んだ教えや温かい触れ合いを、共に社会で実践していきたい」と語ります。

別の青年女子部員(27)は練成会当日、青年女子部長(34)に電話で理由を告げずに練成への不参加を伝えました。
部員から連絡を受けた女子部長は、仲間と共にすぐさま練成会を抜け出し、自動車で家まで向かいました。〈一目でいいから、顔が見たい〉という一心でした。だが、女子部員は「今日は、会いたくありません」と告げ、ドアを開けようとはしませんでした。
1時間半後、再び玄関のチャイムが鳴りました。ドアを開けた部員の目に入ってきたのは女子部長の笑顔でした。ずっと家の前で待ち続けていたと知り、驚きと共に部員の目に涙があふれました。女子部長を家の中に招き入れ、せきを切ったように初めて思いを打ち明けました。小、中学生の時に仲間からいじめを受けたことが心の傷として残り、人を信じられなくなったこと。これまで悩みはすべて一人で抱え、人に頼ろうとしなかったこと。
〈私のことをここまで心配して駆けつけてくれた女子部長なら、私の気持ちを理解してもらえる〉。心からそう思えました。女子部長は「今までつらい気持ちを聞いてあげられなくてごめんね」と部員を抱きしめた。
その後、みんなで道場へ向かい、練成に参加しました。最終日の法座で、部員はこの体験を皆に話しました。自分の心を開くことで気持ちが楽になると気づきました。
三橋教会長は「今は、他人に対して無関心な人が多いように思います。そうした社会や職場では、たとえ心に寂しさを抱えていても、素直に出しにくいのではないでしょうか。サンガの中で人の温かさに触れ、相手の心の奥にある声を聞けるような触れ合いをすることで、職場実践に生かしてもらいたい」と青年たちへ期待を寄せています。

(2008.11.10記載)