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佼成学園高の小長谷さんカナブンの研究で「読売理工学院賞」


佼成学園高等学校3年の小長谷さんが、「第52回日本学生科学賞」(読売新聞社主催)で「読売理工学院賞」を受賞しました。クロカナブンの生態と防御行動の研究によるものです。

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同科学賞は中学、高校生による理科、科学の研究作品を対象とする公募コンクールで、今年は全国から8550点が寄せられました。この中から44作品が選出され、昨年12月22、23の両日に東京・港区の日本科学未来館で中央大会が開催されました。席上、小長谷さんが「カナブン属の昆虫と後脚振上げ行動に関する研究」を発表し、今回の受賞となりました。
小長谷さんは中学3年の夏からカナブンの研究を始めました。高校2年生となった一昨年の10月、現在の生物研究部顧問の石井教諭の勧めで「第26回日本動物行動学会」に参加し、「クロカナブンが後ろ脚を振り上げる行動は身を守る防御行動」とする研究成果を発表。この研究は学会の注目を集めました。
以来、研究を重ね、その防御行動は主にスズメバチ属に対して発動されることを発見。最も体の大きいオオスズメバチには有効でないものの、それ以外のスズメバチには効果があり、樹液を吸う際の争いではスズメバチの攻撃に負けないことが分かりました。カナブン属の中には防御行動をとらない種類がいる一方、近縁のアオカナブンにもクロカナブンと同様の行動が見られることが判明。他のコガネムシ科の昆虫に対象を広げ、関連性を調べています。専門家からは、「とてもユニークで発展性のある研究」と今後に期待が寄せられました。アドバイスを送る石井教諭も「過去の経験値から展開していく力を持っている」とその研究姿勢を評価しています。
「今ある事実を、発想を変えて新たな視点で見ることによって、また新しい発見がある。それが楽しい」と語る小長谷さん。生物研究部員の後輩も「小長谷に続け!」と、目標になっています。

(2009.02.06記載)