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亡き妻に感謝し、喜びで修行に励む南多摩教会の北里さん


北里さん=南多摩教会=は昨年11月に入会して以来、多くのサンガと共に、感謝と喜びで修行に励んでいます。入会のきっかけとなったのは、たんすの中から見つかった亡き妻の「遺品」でした。

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北里さんはいつも、一枚の写真をジャケットの胸ポケットに忍ばせて道場へと向かいます。写真の中では亡き妻・コヨさんがほほ笑んでいます。「妻が入会していることを知っていれば、一緒に道場に参拝したかった」と北里さんは話します。
コヨさんが肺がんで他界したのは昨年1月。69歳でした。その後、北里さんがコヨさんの遺品を整理していると、たんすの引き出しから霊鑑とご供養要具が出てきました。茶色に変色したおたすき。霊鑑には先祖や流産した2人の水子の戒名がありました。
コヨさんは生前、佼成会に入会していることを北里さんに伝えていませんでした。北里さんは、夫婦で親しくしていた同じ団地の丸山さん=同教会組長=にコヨさんの遺品を見せました。すると、丸山さんは、コヨさんが佼成会員だったことに驚き、自分も会員であることを打ち明けました。2人は所属教会が違っていたため、互いに道場で出会うこともありませんでした。丸山さんは、「遺品を見せて頂いたときは、本当に奥さんのお導きだと思いました」と話します。
その後、北里さんは自宅でコヨさんのおたすきをかけ、数珠を手に自ら読経供養を始めました。「自分でお経があげられることが不思議でした」。
昨年10月、「開祖さま入寂会」の際、丸山さんに誘われ、初めて道場へ。初めて聞く庭野日敬開祖や庭野日鑛会長の法話に感動し、それからご命日式典のたびに道場に足を運ぶようになりました。いつもサンガに温かく迎えられました。
「妻の供養になれば」と、昨年11月に入会し、ご本尊・ご法号を勧請。毎朝、読経供養を続けるうちに、〈経典の意味を理解したい〉という思いがわき、『法華経の新しい解釈』を読むようになりました。今、人の悩みを共に分かち合い、学びを深めたいと願い、法座での話や体験説法に真剣に耳を傾けます。
今年1月、コヨさんの命日に墓参した際には、「ママ、佼成会に入会できて良かったね」と涙をこぼしながら墓前で語りかけました。「妻のおかげで、今、こうして温かいサンガに出会えたことが一番の功徳です。きっと妻も喜んでくれていると思います」。
佐藤支部長は、「いつも快く笑顔でお役を受けてくれる北里さんは頼りになる存在です。支部の中が明るくなりました」と語っています。
「大聖堂に参拝し、会長先生のご法話を拝聴するのが楽しみです」。北里さんの今の願いです。

(2009.02.20記載)