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豊橋教会で「第1回経済セミナー」


現在の、経済情勢を学び地域の人々との触れ合いに生かそうと、豊橋教会は2月8日、経営教育コンサルタントの佐伯征之氏を教会道場に招き、「第1回経済セミナー」を開催、会員126人が参加しました。

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世界的な不況が続く中、製造業が盛んな同教会の包括地域でも、大手自動車メーカーや部品製造を担う下請けの中小企業などを中心に深刻な影響が出ています。手どりを通してそうした現状を肌で感じていた同教会の壮年部員が、「地域の人々が笑顔で生活を送るため、自分たちにも何かできるはず」と、今回のセミナーを企画しました。
セミナーの冒頭、基調講演に立った佐伯氏は、「仏教で『諸行無常』と教えられているように、企業を取り巻く環境も常に変化しています。ですから、自社に影響を与える要因を把握した上で、日頃から些細(ささい)な経営環境の変化に対応し、将来を予測して備えることが大切です」と語りました。
このあと、会員3人が自社の経営状況について発表しました。
寝具カバーなどの縫製加工業を営む太田さんは、外国産の安価な商品の流入に加え、不況のあおりを受け仕事がピーク時の半分に減っていることを発表。そうした中、創業以来、問屋から厳しい条件で納品を依頼されても、教えを支えに注文をもらえる感謝の心で仕事を引き受けてきた姿勢を紹介しました。
これに対して佐伯氏は、これまで業者との間で育んできた信頼関係を礎に、市場のニーズに合わせて新たな商品を小売店などと共同開発することも、現状を打開する一つの糸口であると助言しました。
さらに、サービス業の専務取締役を務める長神(ながみ)さん、製造業社長の中村さんが発表、それぞれ佐伯氏がコンサルティングを行いました。
最後に佐伯氏は、「技術よりまず大事にしなければいけないのは、人間の思想である」という本田技研工業の創業者・本田宗一郎氏の言葉を紹介。「企業の社会的責任に注目が集まる中、不況の真っただ中である今こそ、社会貢献や人々の幸福といった創業者の願いに立ち返るときです。そうした企業理念を社員が共有し、組織のベクトルを合わせることが企業の原動力につながる」と語りました。
高柳壮年部長は、「市民にセミナーへの参加を呼びかける中で、多くの方々が深刻な状況に置かれているのだと痛感しました。今後も教会全体で悩みや不安を分かち合い、前向きに生活ができるような取り組みを続けていきたい。『不況は布教』が合言葉です」と語りました。
同教会は、9月6日に外部会場で市民も含めた第2回のセミナーの開催を予定しています。

(2009.02.20記載)