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小山教会が「平和を築く宗教者の集い」を開催


「栃木から発信・平和を築く宗教者の集い」(主催・「平和を築く宗教者の集い」実行委員会)が3月3日、小山教会道場で開催され、仏教、キリスト教、神道など10団体から宗教者ら約150人が参加しました。

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同集いは、地域レベルで諸宗教間対話を推進するため、3年前に第1回が実施されました。その後、参加した宗教者から、宗教協力を積極的に進める本会の理念を学びたいとの要望が出され、今回の集いにつながりました。今回は特に、自殺者の増加や犯罪の凶悪化など現代の諸問題解決に向け、宗教者が宗教協力を通して、どのように地域社会へ貢献できるかに焦点があてられました。
第1部では、平和の祈りが捧(ささ)げられた後、酒井教雄参務が『今!宗教者に問われるもの』をテーマに講演しました。酒井参務は、近年、核家族化が進み神仏を祀(まつ)る家庭が減少していると指摘。「幼児期から目に見えないものに対する畏敬(いけい)の念を持つことで、先祖への感謝や自他のいのちを尊ぶ心が育まれる」と強調しました。
さらに、庭野日敬開祖が提唱した「国民皆信仰」の精神やWCRP(世界宗教者平和会議)の取り組みを紹介。市民への布教を通して信仰を持つ人々の輪を広げ、平和構築のために宗教者が協力する重要性を伝えました。
第2部では、天台宗清水寺住職の本橋亮成師をコーディネーターに、酒井参務を交え全体ディスカッションが行われました。
この中で、カトリック栃木教会司祭の山口明裕師は、雇用不安やいじめなど現代の諸問題に触れ、まず宗教者が話し合い、解決に向けたメッセージを社会に発信する大切さを強調。「人々の抱える苦しみを共に分かち合い、皆が安心して暮らせるよう祈り、教えを実践するのが宗教者の役目」と訴えました。
また、日光二荒山神社禰宜(ねぎ)の齋藤芳史師は、寺社の祭りなどを通して地域社会が形成されてきた日本の歴史に言及。「宗教者が市民との信頼関係を構築し、祭礼などを通して人々の宗教的情操心を育むことが平和構築につながる」と語りました。
このほか、参加者からはホームページ上での説教の掲載、市民との交流を目的とした清掃活動などさまざまな取り組みが報告されました。
実行委員長を務めた浄土宗徳蓮院照光寺住職の伴乃昶(おおともたいえい)師は、「集いを通し、互いの教えを理解して社会の諸課題を共有できたことがとてもありがたい。こうした取り組みを継続し、今後は問題解決に向けた具体的な実践を目指したい」と抱負を述べました。

(2009.03.20記載)