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常に相手の立場になって交流するクリーニング店店長の杉並教会・村上さん


夫が経営するクリーニング店の店長・村上さん=杉並教会=は、いつも明るい笑顔で来店者を迎えます。一人ひとりの触れ合いを大切にして教えを伝えたい、それが村上さんの願いです。

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「お元気ですか?」「風邪の具合はどうですか?」。クリーニング品を受け渡しながら、村上さんは来店者に気さくに声をかけます。結婚前、看護師を務めた経験を生かし、一人ひとりの表情や体調の変化に気を配り、「栄養のあるものを食べてね」など必ず一言添えています。
そんな村上さんを慕い、相談を寄せる常連客も少なくありません。耳が不自由なある青年は、職場でうまくコミュニケーションがとれず、仕事が長続きしないことに悩んでいました。村上さんは、筆談を通して青年の心を受け止め、一人暮らしをする青年のしっかりした姿や、仕事をしようという意欲をたたえ、「あなたなら大丈夫よ」と伝えました。その後、青年は新たな仕事に就いたとうれしそうに報告してくれました。今も毎回近況を知らせています。
また、近所のAさんが母を亡くしたときには、四十九日にAさん宅を訪れ、「私も毎日読誦(どくじゅ)している経典です。ぜひ読んでみてください」と、「経典」を機関紙誌と一緒に手渡しました。Aさんは快く受け取ってくれました。それを機にAさんとの交流も深まりました。
こうした触れ合いを通し、引っ越した後も、村上さんと話がしたいと、わざわざ遠方から足を延ばす常連客も多くいます。
店は年中無休です。なかなか道場に参拝できない分、中村さん=地区長=からご命日式典での体験説法や教会長の言葉、法座での学びを聞くのを村上さんは何よりの楽しみにしています。
経典の意味を理解しようと、『法華経の新しい解釈』を読み、疑問点はその都度中村さんに質問します。内容を理解すると、〈ご供養をさせて頂くのが一層楽しい、ありがたい〉と感じるようになりました。毎朝開店前にゆっくりと感謝の気持ちを込めて読経供養を行っています。「さらに教えを学び、多くの人にお伝えしたい」。村上さんの願いは深まるばかりです。
佐々木支部長は、「仕事場であるお店でのご縁を大事にし、教えの通り実践する姿は素晴らしいと思います」と賛辞を送っています。

(2009.07.17記載)