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『日本のこころと宗教の役割』テーマに奈良教会で宗教者フォーラム


『日本のこころと宗教の役割──現代社会における救い』をテーマに11月28日、「第6回奈良県宗教者フォーラム」が奈良教会道場で開催され、奈良県内の仏教、神道、キリスト教、新宗教の代表やスタッフら約250人が参加しました。

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同フォーラムは、奈良県内の宗教・宗派の代表が共に現代社会の諸課題に向き合い、学習するもの。今回初めて立正佼成会が受け入れ教団となり、会場を提供したほか、フォーラムの実行委員と共に同教会の会員が運営を陰から支えました。
フォーラムでは平和の祈りに続き、荒川公男実行委員長(奈良教会長)、荒井正吾奈良県知事、渡邊恭位理事長があいさつ。続いて、『たいせつなもの』と題し、渡辺和子ノートルダム清心学園理事長が基調講演を行いました。
渡辺氏は、通り魔事件などの凶悪犯罪が頻発する現代の世相に触れ、人の心が空洞化していると指摘。「みんな、ぬくもりを求めている。人は人によって愛され、温かみをもらう。それをもらった人は人に返していくという愛のリサイクルが大事」と述べました。
また、挫折、失敗、苦しみなどで人生に「穴」が開いた時こそ、その穴から、以前は見えなかったものを見る大切さを強調。「宗教は人生に穴を開けないと保証するものではありません。人生には必ず穴があります。『なぜ穴が開いたのか』ではなく『何のために穴が開いたのか』を考えてみましょう。自分の弱さを知ったり、人を批判していた自分が少しやさしくなれたりと、穴のおかげで多くのことに気づけたのだと思えた時、生きる有り難さ、尊さが身に染みて分かります。人生に無駄なものは一つもないのです」と話しました。
このあと、『現代社会における救い』をテーマに、秋田光彦浄土宗大蓮寺住職・應典院代表、宇野義明天理教本部員、酒井教雄本会参務(現顧問)の3人が鼎談(ていだん)を行いました。席上、信仰を生活に生かすことで悩みを解決し、生きる喜びを見いだせた体験や、寺院が地域の人々と学びや癒やし、楽しみを共有する場となっている事例などが語られました。また、ぬくもりのある家庭づくり、青少年の悩み、悲しみに共に向き合う大切さなどについて意見が交わされました。

(2009.12.11記載)