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看板製作に報恩感謝の願い込める京都教会・太田さん


京都教会の式典や催しでは毎回、聖壇上に趣向を凝らした看板が飾られます。手がけるのは太田さん。10年前から製作にあたっています。

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幅約6メートルの看板には式典名のほか、式典にちなんだ言葉が並びます。イラストも添えられ、親しみやすさを出します。
太田さんは看板作りのたび、式典の意義を自分自身でしっかりかみしめ、式典にちなんだ言葉を考え出します。製作には2週間ほどかけ、年間の作品数は約30本に上ります。「式典に込めた私の願いを、皆さんがそれぞれに受けとめて頂ければ有り難い」。
昨年の成道会では、『諭されて悟る心は一乗の一人導く菩薩行』の言葉を看板に記しました。釈尊の悟りは、多くの人を救ってあげたいという一乗の精神だったと受けとめ、その心で自分自身も人に教えを伝えたいとの願いを込めました。
昨年の教会発足50周年記念式典では、〈ご法の継承が何より大事。教えによって幸せになれた喜びを伝えたい〉と、『法燈の連ねる縁(えにし)堂々と』との言葉を考案。100周年に向け力強く出帆する宝船の絵を添えました。
看板作りは、生かされていることへの報恩感謝でもあります。63歳の時、心筋梗塞(こうそく)で倒れ、九死に一生を得ました。「このまま死んでは仏さまに申し訳ない。何か仏さまのお手伝いがしたい」。そう心に誓った時、当時の教会長から道場の庭園の管理の声がかかりました。毎日教会に通い作業に汗を流す中で、以前は高かった血圧も安定しました。その後、看板作りに携わるようになり、気づけば、それ以降、病院にかかったこともないといいます。
「次はどんな看板が見れるか楽しみ」。会員たちの期待を受け、太田さんは「皆さんに喜んでもらえるように、一日でも長生きさせてもらいたい」と話します。

(2010.01.15記載)