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きめ細かなサンガネット「法の友五人衆」を推進する鹿児島教会


1月20日午後、川添さん宅にサンガの声が響きました。この日、谷山支部星ヶ峰地区の「法の友五人衆」が、仲間の川添さんの近況を尋ねようと、手どりに訪れました。
川添さんの夫は昨年から病気のため通院治療をしています。夫を案じる川添さんの切ない思いを、高瀬さんをはじめサンガは、わがことのように受けとめます。高瀬さんは、母の病につらい思いをしたこと、いのちのありがたさに気づいた体験を伝え、「何かあったらみんなすぐに駆けつけるし、いつも念じているよ」と優しく声をかけました。サンガの優しさに包まれ、川添さんの表情が少し明るくなりました。

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やがて、五人衆の一人、桑原さんも顔を見せました。結婚以来、ささいなことで夫とたびたび衝突していた桑原さんは5年前、佼成会の縁に触れました。当初は信仰に抵抗を感じ、高瀬さんたちに会おうとしませんでしたが、五人衆の手どりを受ける中で次第に、苦しい胸の内を話すようになりました。
サンガは桑原さんの思いをそのまま受けとめ、「一人で悩んじゃだめだよ」と声をかけ、桑原さんを支えました。一人が厳しいアドバイスをすれば、その後、ほかの仲間が桑原さんに寄り添い、厳しい言葉の奥にある「教えによって救われてほしい」というサンガの慈悲心を伝えました。五人衆の真剣な姿に触れ、桑原さんの心は少しずつ温かさに満たされていきました。
そんな中、桑原さんは夫を責めるばかりだった自己中心の心に気づきました。〈私にも非はあった〉と反省し、その後、サンガの温かい励ましにも助けられ、少しずつ夫に素直な思いを伝えられるようになりました。
ある時、仕事から帰宅した夫に思い切って「お疲れさま」と蒸しタオルを手渡しました。夫は驚いた表情をし、「ありがとう!」とそれまでにないほど歓喜。その姿を見て桑原さんは、〈自分から夫に優しくすることが大切だった〉と、うれしさが込み上げました。
「自分の周りにも悩みや苦しみを抱えている人がたくさんいます。私の体験をお伝えし、少しでも人さまのお役に立ちたい」と桑原さん。高瀬さんは、「五人衆づくりを通じて、改めて教えの尊さや実践する大切さ、そしてサンガに支えられていることに気づきました。また、桑原さんとの触れ合いから、相手の心の奥にある思いに目を向け、聞き切る大切さを感じました。今では一人ひとりの救われが私の喜びです」と笑顔で取り組みの功徳を語ります。
「法の友五人衆」づくりは、教えを基に会員同士のつながりを強め、一人ひとりの本質的な救われを目指すのがねらいです。地区単位で主任と組長が五人一組となり、手どりや法座のほか、毎月会員各家を回り先祖供養を行う「いのちの感謝供養」、道場当番など日々の活動に共に取り組みます。また、各部でもそれぞれ五人衆をつくり、切磋琢磨(せっさたくま)し合っています。
こうした取り組みの確認の場として、教会では毎月、布教実践報告会を実施。年末には全支部の五人衆が一堂に会して「法の友五人衆の集い」を行い、功徳や喜びをかみしめ、さらなる布教伝道への誓いを新たにしています。
五人衆の取り組みを通し、メンバーである組長たちは人を心配する菩薩としての自覚を高め、喜びを持って布教に励むようになりました。組長の人数も当初の182人から372人に増えました。温かいサンガの輪は着実に広がっています。今後、さらに教えの喜びが伝わるように、五人衆のすそ野を班長や導きの子にまで広げる予定です。また、「法の友五人衆」の取り組みは今では、南九州ブロックの近隣教会にも広まっています。
五人衆の実行委員長を務める畠中さんは、「各地区で手どりの苦労や喜びなどを聞くたびに、一人ひとりの救われを念じるサンガの思いを感じます。私自身、五人衆づくりを通して自分の心を見つめ、相手の幸せを念じる大切さに改めて気づけたことが何よりもありがたい」と語ります。また、川畑さんは、「人を思う信仰の中で、地区や支部、教会に一つの家族のような温かさが生まれました」と話します。
出射優行教会長は、「『善き友』づくりは、善き出会いや縁を重ねることが重要です。自らの中にある温かさが発揮されるのが手どりであり、"情の触れ合い"と"法の導き"の両方を大切にして、今後もより一層、法の喜びがあふれるサンガづくりを進めていきたい」と語ります。

(2010.02.05記載)