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地域住民の宗教心育て平和へ貢献、大分宗教者懇話会が発会式


大分教会が加盟する「大分宗教者懇話会」の発会式が2月19日、大分市内のホテルで行われました。神道、伝統仏教、キリスト教、新宗教の諸宗教者はじめ各教団の信者、来賓ら70人が参集しました。

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同懇話会の設立は、諸宗教者が対話を通して理解を深め、協力して平和な社会づくりの一翼を担おうと、廣澤清江教会長ら宗教者13人が呼びかけたことに始まります。昨年11月、大分教会で初の設立準備会が開催され、地域の宗教者に参加を募ってきました。現在、メンバーは35人を数えます。
当日は、発起人を代表して真言宗正光寺の杉原圓照住職が登壇し、設立の経緯を報告。続いて、会の名称や会規会則、役員についての議案が提出され、「地域住民の宗教心を育て、世界平和に貢献する」という会の目的や大分教会に事務局を置くことなどが決まりました。
会長に就任した天台宗霊山寺の稙田惠秀住職があいさつに立ち、昨年、ポーランドで行われた「第23回世界宗教者平和のための祈りの集い」に参加しアウシュビッツに残るユダヤ人収容所を訪れたことを述懐。いのちの尊さを再認識した体験に触れ、「大分の宗教者が力を合わせ、社会の役に立つ会にしていきたい」と決意を表しました。
このあと、『いのちの尊厳』をテーマに老人保健施設「ウェルハウス しらさぎ」理事長の定村章二医師による記念講演が行われました。定村氏は、人がいのちを最も意識するのは「人の死」を目にした時だが、「死に直面した時にだけ考えるのではなく、生きている日ごろに意識しておくことが重要で、このことが他人のいのちも大切にすることにつながる」と強調しました。その上で、「いのちに寄り添う触れ合い」を心がけ、認知症患者のケアや終末期医療にあたってきたことを紹介。「生きている間も、死の時も、死の後も大事にするもの。それが、われわれにとっての"いのちの尊厳"です」と述べました。

(2010.02.26記載)