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「第3回和歌山宗教フォーラム」で眞田氏が基調講演


『病み続ける現代社会における出会いと対話の意義──家庭から地域・国家・国際社会までの広がりに向けて』をテーマに6月27日、「第3回和歌山宗教フォーラム」(主催・同実行委員会)が和歌山JAビルで開催され、県内の宗教者約100人が参加しました。同フォーラムは、立正佼成会和歌山教会を含む和歌山県内宗教界の叡智(えいち)を結集し、宗教が果たす役割を考えるもの。

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芸能奉納、「平和の祈り」に続き、『宗教協力(対話と協調)の歴史と成果』と題し、中央大学名誉教授の眞田芳憲氏が基調講演を行いました。
眞田氏は、第8回WCRP世界大会で提唱された「Shared Security(共有される安全保障)」の概念に言及し、その意味を「あらゆるいのちが尊重されなければ、私たちのいのちも安全ではない」と解説。軍事費が増大する一方、貧困に苦しむ人々が増大する世界の現状に触れ、「人々のいのちの尊厳のために力を合わせ、問題の解決に向け訴え続けるのが私たち宗教者の役割」と述べました。
このあと、『病み続ける現代社会を救う鍵は何か──出会いそして対話について』をテーマにパネルディスカッションが行われ、3人が発言しました。この中で、現代社会の一番の問題は人間の孤立化であり、「人間は一人ではない。みんなつながり合っている」と感じてもらえる温かい出会い、触れ合いを心がける大切さを確認。具体的な取り組みとして、寺子屋の開設や、寺社に参拝する人たちとの対話、家庭内での親子の触れ合いなどが紹介されました。
なお、フォーラムでは金森弘安実行委員長(和歌山教会長)、九鬼家隆熊野本宮大社宮司、柏田良辯真言宗総本山金剛峯寺内事長が開会あいさつ。パネルディスカッションでは、丹生晃市・丹生都比売神社宮司、橋本真人高野山醫王寺住職、弓矢八幡信徒の林裕子氏が発言しました。

(2010.07.16記載)