青年本部長メッセージ

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自他の仏性礼拝行が同時に実践できる「法座」


法座は「佼成会のいのち」

法座は「救い救われの場」であり、「菩薩行実践の場」であります。佼成会の歴史を見ても、これまで多くの人が現実の苦から救われ、そしてそれを契機として真の信仰にめざめ、本物の幸せをつかんでこられています。法座には感動、感謝があり、本当に仏さまがいらっしゃるのだという実感を得ることができます。私自身も足立教会の高校部で法座修行をさせていただき、育てられてきました。まさしく法座は「佼成会のいのち」なのです。私たちが信仰する上でいちばん大事なことは、仏さまが悟られた一乗の世界、別の言葉でいえば、すべての人が仏さまの救いに貫かれていることを実感していくことです。
すべての生命の根源が本仏と一体であるということは、私たちのいのちも本仏のいのちと一体であり、同じいのちなのです。それが仏性です。お釈迦さまが教え示された私たちの修行の目標は、本仏と同じいのち(仏性)であると自覚すること。すなわち「仏性開顕」にあるのです。この仏性開顕のために取り組むのが、読経供養、法座修行、お導きや手どりといった布教伝道(修行の方法)なのです。

行法の核心

佼成会の行法の核心は仏性礼拝行です。この仏性礼拝行には「自己の仏性礼拝行」と「他の人に対する仏性礼拝行」の二つの方向があります。
「自己の仏性礼拝行」とは、本仏と一体の存在である自分を実感していくものです。そのために仏さまの前にひざまずき、祈りを捧げ、心を通わせていきます。このなかで、仏さまに教えていただいている、仏さまに護られている、という実感が自分自身の中に会得しているわけです。
「他の人に対する仏性礼拝行」とは、お導きや手どりといった布教伝道、菩薩行の実践です。この行法は『常不軽菩薩品』で示される常不軽菩薩の礼拝行です。すべての人が仏さまの救いの中に生かされ、仏さまのいのちに貫かれている光り輝く尊い存在であるのだという認識に立った礼拝行です。
この二つの礼拝行をとおして、自らの仏性を開顕していくことが、私たちの行法の根幹なのです。そして、この二つの礼拝行が同時に実践できる尊い場が、法座なのです。

法座のパワー

法座では、さまざまな人からいろいろな悩み、苦しみ、問題が出されます。それらの人の話を聞かせていただき、また法座主さんや先輩方のアドバイスに耳を傾けさせていただくなかで、この人は仏さまに護られているのだと感じ取ることができます。また、法座の中で出てくる話というのは、みんな自分の問題として受け止めていきますよね。ですから法座では、仏さまが常にそばにいて何かを教えてくださっているわけです。
仏さまのご守護の世界が広がる法座には、不思議なパワーを感じます。円のパワーというのでしょうか。みんなの思いが法座の中心に向かって集中しているからなのでしょう。
みなさんはいま、間近に迫った「青少年 本部参拝」の手どりに集中されていることと思います。その手どりを通して得た気づきや喜び、功徳を法座でかみしめあっていらっしゃるはずです。かみしめ法座は、自分を見つめるとても貴重な場です。
自他の仏性礼拝行によって仏さまの境地に近づいていく――法座修行の原点を、私たち一人ひとりがしっかりと心に据えて、精進させていただきましょう。

合掌

『Shunko(春光)』14号 より

(08.09.05 update)