「社会への貢献」と「自己の成長」を仕事を選択するときの中軸の考えに
中高生のみなさんは、これから高校や大学、短大、専門学校などへ進学される人も多いでしょうが、いずれは何らかの仕事に就くことと思います。
みなさんのなかには現在、漠然と自分の進路を決めている人もいるでしょう。また、《自分は、どんな職業が向いているだろう?》と考えている人もいるでしょう。
みなさんの年代のときに、将来の進路や職業について悩んだり迷ったりするのは当然のことです。しかしそれは、未来に対して無限の可能性があるから悩んだり迷ったりするのだと思います。
そこで私は、みなさんが職業を選択する際に考えていただきたいことがあります。それは、自分は何のために働くのか、なぜ仕事をするのか、ということです。
世間の常識や価値観では「給料の高いところに就職して、お金持ちになりたい」と思う人もいるでしょう。でも、それでは「お金のために働く」ということになります。もちろん、私たちが生活をするうえでお金は必要ですし、労働の対価として給料をもらうことは大切なことですが、それだけが目的になってしまったら働くことの本質や意味とかけ離れてしまいます。
開祖さまや会長先生は「働くというのは傍を楽にすることである」と教えてくださっています。世の中はいろいろな人の働き、支えによって成り立っています。ですから、仕事をとおして周囲を楽にすることは、自らが受けている恩恵に対してお報いすることになるのです。そして、仕事を通じて人さまや社会のためにお役に立つことが、自分の喜びや成長につながるのです。
この「社会への貢献」と「自己の成長」ということを、これからの進路や仕事を選択するときに中軸の考え方にしていただきたい、と私は願っています。いまのみなさんの立場でいえば、多くの人や社会のお役に立てるよう自分を成長させるために勉強をしているということです。
そのように自分を成長させるために勉強や仕事があると考えると、前途に少しぐらいつらいことや困難なことがあっても必ず乗り越えることができると思います。そして、自分が成長すればするほど、多くの人や社会のために貢献できるということになります。
みなさんが今後、進路を考えるとき、あるいは仕事を選択するときに迷うことがあったら、ぜひ「社会への貢献」と「自己の成長」という点を大切にして、しっかりと自分の未来を考えていただきたいと思います。
合掌
『すこぶ~る』16号 より
(09.07.22 update)