青年本部長メッセージ

HOME  >  青年本部長メッセージ  >  すべてのいのちの尊厳を守ることをめざして

すべてのいのちの尊厳を守ることをめざして


全世界共通署名キャンペーン

世界の軍事費の10%を削減し、国連ミレニアム開発目標を達成しよう──WCRP(世界宗教者平和会議)の諸宗教青年ネットワーク主導による全世界共通署名キャンペーン「ARMS DOWN! 共にすべてのいのちを守るためのキャンペーン」がスタートしました。
本会青年部も今年、このキャンペーンに参加し、世論喚起の署名運動を積極的に展開させていただきます。
世界では現在、約10億人が飢餓状態であるといわれています。また約12億人、つまり5人に一人が一日1ドル未満の所得で生活しており、貧困による5歳未満の子どもの死亡者は、3秒に一人といわれています。
このような貧困、教育、保健、環境など、人間のいのちの問題を2015年までに改善しようと、国連全加盟国が2000年に誓約した数値目標が「国連ミレニアム開発目標」です。この目標達成には、年間で約13兆円の開発援助が必要であると報告されていますが、まったく進展していません。
一方、世界の軍事費は、ここ10年増加の一途で、2008年では約140兆円も費やされているのです。核兵器の拡散、クラスター爆弾、地雷などの小型武器製造のために多額の費用が使われています。
こうした現状に対する全世界の諸宗教青年による平和への取り組みが「ARMS DOWN! 共にすべてのいのちを守るためのキャンペーン」なのです。
軍備はどんな正当な理由を掲げようとも、「いのちの尊厳」を踏みにじり、人を殺すための道具です。その費用を尊いいのちを守るために使うべきと呼びかけることは、私たち宗教者の使命だと思います。

 

すべての人が一乗の道を

開祖さまは「世界の宗教者が協力し合うならば世界は必ず平和になる」とWCRPの創設と発展にご尽力されました。
とくに核兵器廃絶や軍縮を最も強く願われ、3度の国連軍縮特別総会において宗教者の立場で軍縮・平和を訴えられました。
その意味からも私は、このキャンペーンは開祖さまがお導きくださったものであると受け止めています。
私たち宗教者が軍縮に取り組む意義は、人と人、国と国とが信じ合える世界を築くということです。それに対して核兵器や軍備を持つというのは、人間不信や国家レベルの不信の象徴といえます。
また、私たちがこのキャンペーンに取り組むことは、いのちの尊厳を守ることをめざし、いのちを礼拝する仏性礼拝であり、尊い菩薩行といえます。
だれもが「核兵器なき世界」「軍備なき世界」「貧困なき世界」を願っているはずです。私たちが「あなたの署名で世界が必ず変わります」と、多くの方々にキャンペーンの意義を呼びかけることも尊い行動であり、同時に署名をしてくださった相手の方も世界の平和のために一歩を踏み出してくれたことになるのです。
このキャンペーンは、いつでも、どこでも、だれにでもできるものです。青年婦人部のみなさんは幼稚園や学校、職場、隣近所など、幅広いネットワーク、人間関係のなかで自信と誇り、そして楽しみながら、一人でも多くの方に積極的に声をかけていただきたいと思います。
そして、世界の宗教者と共に取り組む「ARMS DOWN! 共にすべてのいのちを守るためのキャンペーン」をとおして、光祥さまから教えていただいたように「すべての人が一乗の道を歩んでいる」ことを確信する機会にしていただきたいと願っています。

 

合掌

「ラ・カリテ」18号 より

(10.01.20 update)