各教会のニュース

あまり会えない人への地道な手どり(高岡教会砺波道場発)

富山県の南西部に位置する南砺(なんと)市。日本の原風景を感じられる集落です。

教務スタッフのOさん、Nさんとともに、高岡教会の砺波(となみ)道場に向かい、東砺波支部のT主任さんと合流しました。

この日は南砺市院瀬見(いぜみ)地区と福野地区に住む3名の手どりに。

 

院瀬見地区に暮らすMさんの家は、幹線道路から山に向かって分け入り、道幅が狭くなった急勾配の先の頂に、“ぽつん”と一軒家のように建っています。

お隣さんとの距離は200メートル。お子さんもそれぞれ独立して別の地で暮らしています。ご主人が亡くなった今は、広いご自宅に一人で生活しています。

Mさんは坐骨神経痛の持病があり、その痛みで動くことができずに痛みを堪えていた時、少し離れたところで日用雑貨店を営むS会計さんがたまたま訪ねて来てくれ、すぐ病院に連れて行ってくれたそうです。

以来、Mさんにとって「S会計さんは命の恩人」と感謝する存在に。

一人暮らしは気ままで楽な反面、高齢になるとこの地での不便さや心細さが身にしみます。

この地は冬は雪深く、とても一人では住めないということで、夏場だけはこの自宅に住み、冬になると町の施設に入るそうです。

身体を心配して訪ねに来てくれるS会計さんとの語らいは、そんなMさんの楽しみのひとつなのです。

 

会計さんが来ると「お茶を飲んで行って~!」と嬉しそうなMさん

 

同じ院瀬見地区に住むYさんのもとへS会計さんは週に一回『佼成新聞』を届けます。

ご自宅の庭は立派な日本庭園で、手入れもよく行き届いています。

朗らかなYさんとは、庭の話からご家族の近況にいたるまでいつも話が弾みます。

 

 

福野地区に住むBさんは87歳。

一度訪ねてみたかった、という教務スタッフOさん。高齢の方にとっては身体に堪える今年の夏の暑さ。BさんはOさんがお世話になった方(故人)の妹さんです。

「夏バテしていないかな?と思って来てみました」と明るく声掛けした一言で、サンガ同志、旧知のように親しく会話が続きました。

 

 

主任のTさんは自動車販売店に勤めています。

「お客さまと接する機会が多いので、手どりは苦ではありません。ただ、手どりに行くことができるのが、お休みの日と仕事帰りの夜に一、二軒。地域で受け持つ会員さんは153世帯です。時間に限りがあるので、十分な手どりができなくて……」。と話します。

この日も午後の仕事を切り上げて、手どりに同行してくれました。「この時間しか会えないから」と、訪ねたお宅を終えると、また仕事場に戻って行きました。

皆さんそれぞれ時間のやり繰りをつけて、布教、手どりに歩かれているんですね。

 

高岡教会砺波道場

 

教会発足55周年を迎えた今年、これからの歩みについて山中教会長さんは、「高岡教会では手どりに力を入れています。いつも顔を合わせる方だけでなく、あまり会うことのなかった方にも会いにいきます。」と語ります。

手どりに伺った先の皆さんは、サンガの訪問を心待ちに笑顔で迎えてくれました。

笑顔を見ると、「また顔を見に行ってみよう!」と思いますね。

教会長さんの思いを胸に、これからも手どりに取り組んでいきます。

 

(2019.9.24 記載)