猛暑のなかの“手どりの日”(豊島教会発)
豊島教会では、毎月2回、各6支部が手どり布教日を設けています。
朝のご供養時に、「豊島教会発足60周年 手どりの日」の祈願文を導師が読み上げ、参加者一人ひとりが心をひとつにします。
教会長さんは「ご縁があって出会うお一人おひとりの今日一日が幸せでありますようにと願いを込めて、笑顔でお手渡ししてください」と心構えを示してくださいます。

お渡しする用に、メッセージとキャンディを添えて
8月に入り、連日の猛暑日です。そんな激しい暑さの8月7日、高松支部は繁華街として知られるJR池袋駅~東京芸術劇場の間を『ごきげんよう』布教に出ました。
午前10時の出発時点で、気温はすでに34℃を超えています。
教会を出た途端に感じる熱風、日傘を差しても日差しは容赦ありません。
そんななか、支部長さんを先頭に7名、JR池袋駅に向かいます。

「朝から暑いわね~」と皆口々に同じ言葉が出ます
いつもは多くの人で賑わっている駅の周辺ですが、夏休みだからか、猛暑だからでしょうか、屋外にいる人は少なく、いつもの人ごみではありません。
まずは、支部長さんが先頭を切って動き、早速休憩中の男性にお声がけです。
それに続き、皆さんもそれぞれ動きます。
「どなたかとお待ち合わせですか?」声をかけて話をはじめると『ごきげんよう』を手に取ってくれました。
「今日一日が良い日になりますように」。教会長さんからいただいた言葉を添えて、若い女性に手渡しする主任さん。
お子さんを連れてバス停にいたお母さんに声をかける主任さん。『ごきげんよう』をお母さんに手渡しすると、子どもたちから「私も欲しい」と嬉しい声をいただき、親子4人にそれぞれお渡しできました。
「料理レシピが載っていますよ、読んでみてください」とお声かけしてお渡し。
女性は料理レシピに興味をもちますよね。声掛けのきっかけづくりにもなります。
池袋は東京芸術劇場をはじめ、サンシャイン、映画館など、大人も子どもも楽しく遊べる施設がたくさんあります。
夏休みを利用して遊びに来られた人や、バスで出かける家族連れの姿なども。
用意した『ごきげんよう』を参加者全員配り終えました。この日の手どり布教のために、と時間を工面した会員さん方もいました。
布教を終えてこれから仕事に行かれる方、郊外の自宅に帰る方々と池袋駅で解散。
教会に戻り、「手どりの日」の感想を一言ずつ発表。
「日ごろおとなしい支部の文書さんですが、地道にお渡しする姿を見せていただき、私の励みになりました」
「もっと時間がかかると思いましたが、早く配り終えて良かったです。支部が力を合わせられたこと、そのことに感動しました」
この日、お仕事をお休みして参加されたK文書さんも、「お渡しできて良かった」と話してくださいました。
積極的に歩かれていた支部長さんからは、
「1か所に留まらず、東京芸術劇場を一周して配布しました。今日は文書担当さんと一緒に布教ができたことが、なにより良かったです」と感想をいただきました。
配布する『ごきげんよう』には、お渡しする相手の方へ向けて、「あなたの毎日が元気になりますように」と、メッセージが記されています。
皆さんそれぞれの出会いをもつご縁ができ、元気をいただけた、とても有意義な布教になりました。
★担当者より★
この「手どりの日」の後日談です。文書布教責任者のSさんがお電話をくださいました。
Sさんの支部の文書担当さんは、日ごろから主任さんに心を開くことができなかったそうですが、この手どり布教後に一緒に食事をしながらいろいろな話をすることができたそうです。
その夜、Sさんのもとに『高松支部の良さをみつけることができました』と、文書担当さんからのメールが届きました。
話をしているうちに、主任さんの思いを感じとることができ、心を開くことができたということです。
「文書担当としての自覚をもって布教に行っていただいたおかげさまで、このような功徳をいただけたのだと、私も嬉しく感謝いたします」とSさんは話してくださいました。
教会長さんが布教に出る前の心構えとしてくださる「ご縁があって出会うお一人おひとりの今日一日が幸せでありますように」のお言葉。
文書担当さんは身近な存在の主任さんと一緒に布教に歩くことで、主任さんの思いを直に聞かせていただくことができ、幸せな功徳をいただくことができる。
この日は素晴らしい「手どりの日」になりましたね。
これからも主任さんと心を分かち合い、ご精進ください。ご祈念いたします。
(2019.8.28記載)