やくしん特集の寸劇が大好評!(高岡教会発)
高岡教会で毎月行っている『やくしん』拝読会での人気コーナー、山中教会長命名の「劇団・惜しみなくつながる」の寸劇。
特集ページの内容を寸劇で、という2018年11月からスタートしたこのコーナーはとても好評です。
教会長さん曰く「軒を貸して母屋取られる…」と苦笑いされるほどの大盛況。
レギュラーは教務部長さんと教務スタッフの5人。そして、その月に上演するネタ元の支部の支部長さんや主任さんも加わり演じます。

出演者とネタ元のMさん
教会長さんから大筋の構成を受けて、教務スタッフのOさんがシナリオを担当し、教務スタッフでそれぞれ小道具を制作します。主婦の目線でさまざまなアイディアが生まれます。
上演は『やくしん』が届いてから2、3日後。皆さん忙しい中を縫っての猛スピードで、リハーサルは前日の夕方に1回のみと聞きます。
布教先での実話をもとにしているため、相手の方とのかかわりの背景、その時の状況などを丁寧に伝わるように心がけ、教会長さんから細かなアドバイスを受けると、出演者同士で確認しながら会話を繋げていきます。
日ごろ布教に歩いているので、相手との間合いの取り方、機転の利かせ方など身についているため、演じている中でも息がぴったり。さすがのチームワークです。
いよいよ開幕、会長先生に扮したOさんが登場です。会長先生の語り口の雰囲気をうまく捉えています。
会長先生の聖堂での参拝教会紹介に倣って、教会道場では参拝支部を紹介。会場との掛け合いで笑いが起こります。掴みはOKです。

(上左) 会長先生に模した語り口で会場には笑いが。(上右) 若かりし頃の開祖さまと脇祖さま
今月は、主任交流布教「惜しみなくつながる」編です。
布教先で“ありがたい”と感じられたF主任の実話を再現します。
寸劇1本め。「F主任」を演じたのは通称・みっちゃん主任。
F主任の本家のお義母さんが亡くなり、この日はご命日。
お義母さんは教会の幹部として長年修行を重ねてきた方でしたが、お義母さんが亡くなり、F主任のお義姉さんは“自分は佼成会とは関係ない”と、教会行事に参加しなくなり、手どりに訪ねて来られることも拒んでいる状態。
そして、本家の隣に住んでいるご長男にも久しく会っていないので、どちらにも会いたいと思っていました。
そこでイクちゃん主任と一緒に本家のお義姉さんの家に向かうことにしました。
結果、お義姉さんに会うことができ、ご宝前にお参りをさせていただきました。
「『来んでもいいよ』と断られても、『また来ます!』と明るく言えたことがとっても嬉しかった。一人で手どりしていたら心細く、落ち込んだりしただろうけど、二人連れの心強さを感じた」と語りました。
また、長男さんにも会え、近況を聞くことができたことで、仏さまの計らいと感じることができたと、F主任の布教の悦びが演じられました。
寸劇2本め。
みっちゃん主任のおばさんは、いろいろなことがあって親戚とは絶縁状態。唯一おばさんと繋がりをもっているのは、姪である主任だけ。でも、会いに行くことを“迷惑だと思われていないだろうか”と心配する気持ちもありました。
ある時、近所の方から「姪っ子が訪ねてくれるのを楽しみに待っている」という話を聞き、嬉しく思いました。
今は会費の100円を用意して待ってくれているおばさん。その『100円』という形で、毎月おばさんとの繋がりを保てている、という体験を演じました。
寸劇3本め。
鮮魚「しきの」さんとの出会いは『手どりプロジェクト』。
手どりで訪ねる家を探していた時に、道を尋ねたおばさんの後についていくと、なんとそこは魚屋さん。
接客中にもかかわらず、お客さんみんなで地図を広げて、手どり先のお宅を探してくれたご縁つながり。今では主任はすっかりお得意さんになり、『ごきげんよう』をお渡しできる間柄になりました。
こういう3篇の出会いが主任交流布教であり、そこからの気づき、ご縁、仏さまの計らいを感じ取れた体験を再現してくれました。
教会長さんは「観てくれた会員さんが、“私も久しぶりにあの人のところへ行ってみようかな”と思ってもらえれば、布教が楽しみになりますね」と語ります。
地方ならではの言い回しや表現を文字に表すことの難しさもありますが、ぜひ一度、この寸劇を観劇して、語り口調を聞いてほしいです。きっとその楽しさを感じていただけることでしょう!
(2019.9.17 記載)