各教会のニュース

広島平和学習会レポート(目黒教会青年学生部発)

目黒教会青年学生部は2018年7月21日から22日の1泊2日で広島県に平和学習会に行かせて頂きました。

自教会だけで平和学習会に行かせて頂くのは4年ぶりであり、広島に行くのは7年ぶりの出来事でありました。実行委員も私を除き広島に行ったことがあるメンバーがゼロという状況のなか計画が始まりました。

イメージのわかない広島平和学習会の内容に悩まされながらも実行委員は仲間と協力し合って計画を立てていきました。それぞれの協力もあって本番に向けた会議は滞りなく進み、私自身も学生部長として安心しておりました。しかしながら、仏さまは私達に「締め切りが迫っているのに参加者が集まらない」修行を与えてくださりました。

今回の平和学習会から私達が一番学ばせていただいたことは手どりの大切さです。旅程がある程度決まり次第すぐに手どりに歩きました。“多くの学生に直接会う”を目標として歩き、会って広島の話ができるそれだけで満足してしまっている私達がいました。学生さんの気持ちに寄り添って願いを持って手取りをさせていただく意識が足りませんでした。そして私自身は学生部長として実行委員の皆たちとの関わりが出来ず、困惑する彼らの心に寄り添うことができてなかった自分に気づかせていただきました。その後、実行委員一人一人と話をさせて頂き、実行委員全員が「誰かがやってくれるだろう」と人任せにお役をしていることを知りました。因縁果報がどれだけ重要か、お役をさせて頂き人様のお役に立たせていただくありがたさを実行委員全員で学ばせて頂きました。

その学びを受け学生に真心からの関わりを意識して手どりをさせて頂いてから、はじめは参加者がスタッフを除き1名でしたが、最終的には10名、総計で21名の参加のお手配を頂きました。

広島では被爆者体験講話を聞いて涙を流す中学生の姿や、碑めぐりでボランティアの方の話を真剣なまなざしで聞く高校生の姿、そして仲間と楽しそうに宿で話す皆の姿を見て、「これが平和である。当たり前が当たり前であることが平和なのだ」と学ばせて頂きました。

平和学習会中も猛暑の影響を受けて広島の日中もかなり暑くなりました。しかし、73年前の8月6日。私達と同じ年頃の夢や希望を持った青年たちやその家族・友人は一閃の閃光により焼き尽くされもがき苦しみ死んでいきました。

原爆ドーム前での慰霊供養の際、私は導師のお役を頂きました。読経供養中は亡くなった方々の御霊が安かれますようにと祈念させていただき、これからの世界の平和は私達が守っていきますと誓願させていただきました。その瞬間せみの鳴き声が一層大きくなり肌を刺すような暑さを和らげる爽やかな夏風が吹き抜けました。原爆の被害者の皆様に目黒の学生の想いが届いたのではないかと感じさせて頂いた瞬間だと信じます。

平和学習会を受けていま、学生は平和の輪を広げることができます。その小さな一歩が将来大きな願いを叶える大切な一歩になると学ばせていただいた広島平和学習会でした。

目黒教会 青年学生部長 三品翔一郎

(2018年8月11日記載)