曇りのち、快晴

2021年2月20日

企画潰しの天才

私の家族は、行事ごとを大事にしている。

季節のイベントはもちろんのこと、その中でもいちばん大事にしているのは誕生日。

 

この誕生日イベントに関して、私の家族には “異名” がある。

 

「企画だけはいっちょまえ!」の私

「創作ケーキの達人」の妹

「喜びが素直に表せられない」姉(なぜか姉だけ受ける側)

 

そして母は…「企画潰しの天才」。

 

そんな母への誕生日サプライズが、先日行われた。

サプライズが好きな私の家族は、なんでもサプライズにしたくなる。

 

誕生日当日は近くのケーキ屋さんにケーキを食べに行く計画だったため、前夜祭として、前日の夜、妹の手作りケーキを渡すことにした。

 

妹は1ヶ月くらい前から、どんなケーキにしようか、いつ作ろうかずっと考えていた。

ケーキのデザインが決まり、材料を買い、あとは作るだけ。

でも作って冷蔵庫に入れていたら、すぐばれてしまう。

だから、作るのは自宅、保管は近くに住んでいる姉にお願いすることにした。

 

ケーキ作り当日、母が仕事に行っている4時間で妹と私は一生懸命作った。

作ったケーキは姉の家の冷蔵庫へと運ばれた。

母が帰ってきたときになんの違和感もないように、片付けまでしっかり、跡形なく行った。

無事に間に合い、その場は、怪しまれずに済んだ。

 

その後、母は姉の家へ行ってしまった。

行くことを知らなかった私たちは止められなかった。(止めるのも怪しいよね)

でも大丈夫。姉がいるもん。

姉は、家に来た母に「家事をしている間、息子を少し見ていてほしい」とお願いした。

ちょうどご飯の時間だったらしく、必要なものはすべてテーブルに出し、何かあっても冷蔵庫は開けずに済むようにしてくれていたそう。

 

なのに。

 

なのに母は、なぜか出してあったものを冷蔵庫に戻し、また冷蔵庫から取り出すという謎の行動を起こしていた…

 

なんで?本当に謎。

 

その一部始終を聞いた妹は「最悪や…」と一言。

姉が言うには、ケーキを見えずに保管することは難しく、冷蔵庫を開けてしまったら「これなんだろう?」と見てしまう可能性が高かった、とのこと。

 

妹 「絶対ばれたやん!ほんまに“企画潰しの天才”!」

これなんです。これなんですよ。

今回に限らず、サプライズをする側、される側に限らず、何度もやらかしている母。

(サプライズを仕掛ける側でやらかすってやばいよね)

 

でも、見たかどうか、定かではなかった。

その後、妹は嘆きながらケーキを自宅に持って帰り、渡すときまで、家でいちばん寒い部屋に置いていた。

 

でも “天才” の母、ここでもその才能を発揮。

また知らないうちに母はその部屋に入っていた。

その部屋に行ったことに気づいた妹が慌てて取りに行ったが、妹が置く場所も悪かったのだろう、母はケーキの入っている袋を移動させていた。

 

あんなに時間をかけて考えたのに。喜ぶ顔が見たかったのに。

ショックと少しの呆れの気持ちを持ちながら、夕飯のあとケーキを出した。

ここはもちろん計画どおりにサプライズで。

 

母はすっごく喜んでくれた。でも、どう見ても初見の反応ではない。

「見たやろ」と妹が言うと、「見てしもた。でも見たらあかんと思ってあんまり見んかった!」と笑顔で言う母。あんまりって…見てもうてるやん!!

 

少しの怒りを含めながら、妹は細かくネタバラシをした。

母は、ケーキを見ること以外、私たちの準備や行動には何も気づかなかったそう。

ケーキ以外はうまくできていたことがわかった妹、それはそれでご満悦。笑

 

いろいろあったけど、なんとかお祝いできて、喜んでもらえてよかった。

でも、“企画潰しの天才” へのサプライズや協力者にすることはとても難しいと改めてわかった。

これからは、あえて見破ることで成立するサプライズを考えようかなあ。

 

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