2020年12月2日
自粛警察
すっごく寒くなってきた今日この頃。
暖房が苦手な私は毛布にくるまりながら、ぶるぶるのリモートワーク。
寒いぃぃぃぃぃ。
それも四季の善き風情なのか⁉
さて、コロナの感染者数や重症患者数が増えてきている中
一時流行った「自粛警察」がまた顔を出し始めるにおいがしますね。
年間大賞も「三密」に決まりましたしねぇ~。
GoToが始まって、落ち着いていた偏った正義感や恐怖心。
今度はどんな顔の「監視」があらわれるのだろう。
誰に頼まれたわけでもなく、自分の価値観のみの過度な押し付け。
どっちが悪いわけではないけれど、白黒つけたがるこの習性。
ネットでの袋叩きやいじめも同じですよね。
かかりたくて罹ったわけではない田舎で第一号の感染者家族は、
何十年と住んできた土地を追い出され、
仕事もなくし、不景気な今の世の中を一日のいのちを凌ぐために
それこそ「必死」。
「自粛警察」に取り締まられた子ども食堂に来ている子どもたちは…。
そこでしかありつけない一日のうちのたった一食。
命をつなぐ大切な一食。
もし、そんな子どもたちがいたら。
正しさと、正義による暴力はなんと紙一重だろう。
何が正しくて、何が間違っているかなんてわからないけど
その人たちを思って
「祈り」「ご供養」だけするような私にはなりたくない。
お店が今すぐにつぶれそうな友だち。
感染者を持つ家族。
恐怖でイラつく知り合い。
現実、今のその人にとっての救いに、「祈り」なんて無意味かもしれない。
信仰で腹が満たされるのか!
あなたの祈りで店はつぶれないのか!
娘は大学をあきらめたんだ…!
その日一日を凌ぐいのち。
吐きどころのない憤り。
悔しさや後悔、絶望。
一緒に悩み、「たった一日を凌ぐ」解決策を見つけるために
さて、市役所・自治体・国の制度でも調べようか。
「自業自得」と見下すより
「あいつらがちゃんとしないから」と責めるより
「私じゃなくて良かった」と他人事より
よっぽどいい。