◆ 付き合っている彼が信仰を嫌っています(24歳・女性)

私は信仰3代目ですが、少年部活動に参加していたくらいで、学生になってからは年に数回しか教会道場に行くことはありません。母は支部長をしています。

 

私は今、同じ年の男性と交際しているのですが、付き合い初めて一年ほど経った頃、私が立正佼成会の会員であることを告げると、驚いた顔をされ、自分は新興宗教をとても嫌っていると言われました。そのことに傷つきました。ですが、彼とは互いに「いずれ結婚しよう」と約束しています。

 

私は一人娘なので、彼は私の家に養子に入ってくれることも了承してくれました。母には彼のことを言えずにいます。結婚を反対されると思うからです。彼には嫌われたくないし、母にも悲しい思いをさせたくないのです。私はどうしたらよいのでしょうか。

◇  回答者 沼田雄司

お悩みの文面から、あなたがお母さんを大切に思う気持ちが伝わってきました。支部長としてサンガと真剣に関わり、困っている人のために奔走するお母さんを、とても誇りに思っていらっしゃるのでしょう。彼のことも、お母さんのことも大事にしたい。あなたがそのように周囲の人を思いやる優しい人として成長できたのは、親御さんが愛情たっぷりに育ててくださった証しです。

 

彼が「新興宗教は嫌い」と言うには何か理由があると思います。その理由をぜひ尋ねてみてください。けんかになったら嫌だな、との思いで宗教の話題を遠ざけているのなら、その心配はいりません。大丈夫、彼は、仏さまの教えに包まれて育った、あなたの人柄に惹(ひ)かれているのですから。

 

彼のありのままの気持ちを聞いてください。もしかしたら、ご家族が信仰活動をしていらして、そのことをあまり快く思っていないという背景があるのかもしれません。あるいは、自分や家族が新興宗教への入会を強引に勧められたというような苦い思い出があるのかもしれません。

 

彼の宗教に対する見方を聞きながら、話の途中で「そんなことはないのに」との思いが湧いてくるかもしれませんが、否定せず、今の彼の気持ちを丸ごと受け入れていくことが大事です。

 

そして、彼の思うところを全て聞き切った後に、あなたの気持ちを彼に伝えましょう。

 

本会の教えの要は「親孝行」「先祖供養」「菩薩行」です。自分は、信仰を大切にしているお母さんをとても尊敬していること、そして、大好きな彼を育ててくれたご両親のことも大事にしていきたいということを伝えるのです。

 

さらに、あなたのお母さんにも同様に伝えてみましょう。信仰は生き方です。活動をする、しないではなく、あなた自身が、「教えを胸に親孝行な生き方をしていきたい」と表明したなら、お母さんはとても喜んでくれるのではないでしょうか。

 

物事は必ず変化します。いつかは彼に信仰を理解してもらえる日が来るかもしれません。「その日が来るのを楽しみに、応援してね」と言ったら、お母さんもきっと喜んでくれることでしょう。

 

お母さんは、信仰にまったくご縁のなかった方をたくさん導いてこられたと思います。まずはその体験談を聞くことから始めてみてください。