立正佼成会概要

八正道はっしょうどう

正しいというのは、真理にあったという意味であり、調和のとれたという意味でもあります。 正見(しょうけん)・正思(しょうし)・正語(しょうご)・正行(しょうぎょう)・正命(しょうみょう)・正精進(しょうしょうじん)・正念(しょうねん)・正定(しょうじょう)の、正しく生きる八つの道を八正道といいます。

正見
自己中心のゆがんだ見方、一方的な見方をせず、正しくものを見なさいという教えです。

正思
考え方を、自分本位に片寄らせることなく、つねに大きな立場から、真理に照らし合わせて考えるということです。

正語
真理にあったことを、目的にぴったり合った表現で言いなさいという教えです。

正行
宇宙の真理・道理にかなった、社会的にも大きな意味で調和のとれた行いをすることです。

正命
在家ののものに対しては、社会のためにならない仕事などで生活の糧を得ず、正しい仕事やひとのためになる職業で暮らしをたてなさいという教えです。

正精進
自分が目ざす正しい目的に対して、怠けたり、わき道にそれたりしないで、正しく進むことです。その方法も、真理に合い、目的に合い、調和のとれたものである必要があります。

正念
正しい心を持ち、その心を常に、強く、正しい方向へ向けていなさいという教えです。正しい心とは、わがままな分別を捨て、仏のように、ものごとの実相、ありのままのすがたを見ることに他なりません。

正定
心をいつも正しくおいて、周囲の影響や環境の変化などで動揺することがないようにしなさいという教えです。

この八正道は、「四諦」の第四の「道諦」を、生活に密着したかたちで具体的に説いた、仏教のなかでも大切な法門(教え)です。

参考文献 : 『仏教のいのち法華経』庭野日敬