大聖堂ライブ配信

2020年6月10日 脇祖さまご命日

習学部長 中村記子

 

みなさまお願いいたします。只今は、全国のみなさまとご一緒に真心から、脇祖さまご命日の御供養をさせていただきました。誠にありがとうございました。

 

みなさま、お元気でお過ごしでしょうか?立正佼成会のみなさまのことですから、さまざまな葛藤、悩みをかかえながらも、何とか前に向かって工夫をされて頑張っておられるのではないでしょうか。

 

首都圏に住んでいる私は、緊急事態宣言が発生されている間、「感染拡大防止」をとても意識して実践していました。朝の散歩以外、家から出ませんでした。

怖くても出勤しなくてはならない医療従事者の方、宅配運送の方、販売関係の方、清掃業の方など大勢の方がいらっしゃいます。本部でも出勤しなくてはならない部署があります。

 

そのおかげさまで、私たちの生活は何の心配もなくさせていただくことができます。心から感謝させていただきます。

 

その一方で「私だって仕事がある」「このことは仕方がないから外出しよう」「私一人くらい大丈夫だろう」と思う心が、世の中を感染拡大の方向に導くのではないかと思ったのです。

「一念三千」の法門は、そういうことなのだと思いました。ですから、首都圏の緊急事態宣言が、一週間早く解除されたときには、私の一念がとどき、三千世界が広がっているようで嬉しかったです(笑)。

 

新型コロナによって今までの日常が日常でなくなりました。お当番修行もご命日参拝も、お戒名当番、宿直もできなくなってしまいました。

 

私は、お役をいただいて奉職させていただくまでの20年間、一度も欠かしたことのない修行でした。「仏さんの時間に合わせるんですよ」「お役をちゃんとさせていただけば、子どもは仏さまが育てて下さいます」と教えていただき、学校行事にも行かずにさせていただいてきましたのに(笑)。

 

なんだか、今まで自分が大事だと思ってきたことが、あっという間にできないことになってしまい、想像もしなかった現在があります。

今、やれなくなってみると、肩の荷がおりたような気持ちになっているのも事実です。そんな中で私にとっての立正佼成会、私の生き方を見つめている今日この頃です。

 

私には、娘が小学生のころ「青年部員になりたい」という作文を書いた思い出があります。

当時青年部長だった私は、青年部の一人ひとりを、わが子のように、時にわが子以上に慈しんでいたからではないかと思います。

 

それが良かったとか悪かったとか善悪の価値はつけられません。娘は、教会に行くと「お母さんに助けてもらった」とみんなが言って下さったから立正佼成会を良い所だと思ったし、お母さんを誇りにも思っていたと言ってくれます。

 

青年たちとの思い出は、奇跡(御守護)の連続で、笑いあり涙ありの素晴らしい日々であり、今も日々の積み重ねの中でその気持ちは変わりません。

 

光祥さまは、基本構想「惜しみなくつながる~菩薩を育てる苗代となる~」の「例外的になる」の中で

 

『開祖さまが私たちに示してくださったのは、常不軽菩薩のメッセージです。「あなたたちは価値のない、見捨てられた人間ではない。みな神仏につながる種を宿した素晴らしい存在なのだ」という、希望のメッセージです。思いやりに満ちた眼差しで見つめ、出会う人が自分の本源を感じられる縁になる。世の中の変化に流されず、人の素晴らしさを見つめることで本当の自分らしさが輝きだす、それが例外的な生き方だと言えます。』

 

と語って下さいます。

 

私も、青年たちも、確かに「例外的な生き方」をさせていただけてきたと自覚させていただくのです。

 

私は、開祖さまの作って下さった、法華経実践の仕組み、修行の中で「例外的になる」をさせていただけてきたのだと思います。

自己中心で我儘な私が、立正佼成会の仕組みの中で、我を忘れ、捨てて、温かい眼差しで一人ひとりをみつめ、少しでも人さまに希望と安らぎを与えられる縁になりたいと歩んでこさせていただいたのだと思います。

 

人間を完成させるには、本当に程遠い私ですが、それでも、とらわれが少なくなり、心が自由だなと感じることができます。

人さまの苦が気になって、黙って見過ごすことはできません。こんな生き方をさせていただけて本当に幸せな人生だと思っています。

 

本年、会長先生より「即是道場」とお示しいただきました。

 

「本場所は、あくまで家庭や職場、学校、地域です」「日常生活のあらゆることが修行」「自分の置かれている所で、一つひとつのことに手を抜かず、丁寧に、心を込めて取り組んでいくこと」と教えていただいています。

 

まさに今の生活にピッタリです。会長先生はこうなることをお見通しだったのでしょうか。

 

長い間、修行をされてきた方々は、いよいよ即是道場の本番なのではないでしょうか。教会では、ニコニコしているのに、家では不機嫌などということもよく聞かせていただきました。お役に縛られ、義務感と責任感で追い詰められているようなことはないでしょうか。

 

ある意味、自分自身の生活を見なおし、そんなつもりはなかったけれど、置き去りにしてきた自分の気持ちを取り戻し、気づきを深めていくことができる時のような気がします。

 

未来にむけても、日常の生活をしているからこそ、悩んでいる人に出会え、世の中の苦に分け入っていける。仏さまの教えに出遇い、日常生活をしながら教えを実践し幸せになれる立正佼成会。生きる安らぎと安心をあたえられる立正佼成会になっていける今なのだと思います。「できない」と叫ぶ日があってもいい。

「即是道場」の一念三千を生活していきたいと思っています。

 

この頃は、オンラインが急速に発展し、在宅であっても、会議、法座、面談、打ち合わせ、お通しとさせていただけます。「今ある中でできることを最大限にさせていただき、つながりたい」と願っています。ただ、目がショボショボすることが情けないです(笑)。

 

オンライン法座のその時、肩にそっと手を触れたいと思うのに、それができないこと。その涙にテイッシュペーパーをそっとわたしてあげられないこと。。。

 

葛藤と矛盾をかかえながら、正解のない時代に、みなさんと一緒に明るく、元気に向かっていきたいと思っています。

また、お目にかかってお話できる日を心より願っています。

 

最後になりましたが、お知らせがあります。

 

昨日の理事会で決定され、一刻も早くみなさまにお知らせさせていただきたいということで、この場で私から、まず口頭でお伝えさせていただきます。

 

【緊急募集】令和2年度佼成育英会一般奨学生の2次募集について

 

この度、新型コロナウイルスの影響により、高校や大学等を余儀なく退学される方やアルバイトができずに授業料の納付ができないため、学校を辞めなくてならない学生がいると話題になりました。選考基準はありますが、そのような学生のために、近日中に佼成育英会の一般奨学生の2次募集を行います。

詳細は、近日中に本部から教会長さんへメールをお送りいたしますので、確認していただけますようお願いします。どうぞお申込み下さいますように。以上です

 

それでは、みなさん、また、お元気でお会いしましょう!

誠にありがとうございました。