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2016年3月 9日

WCRP/RfP日本委平和教育タスクフォース 課題と展望語り合う

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会平和教育タスクフォースによる「平和教育の課題と展望に関する円卓会議Ⅲ」が3月9日、兵庫・西宮市の関西学院大学西宮上ケ原キャンパスで開かれ、タスクフォースメンバーら22人が参加しました。立正佼成会から、根本昌廣宗教協力特任主席、赤川惠一目黒教会長が出席しました。

当日は、『国境を超えた和解に向けての平和教育』をテーマに三つのセッションを実施。東北アジア地域平和構築インスティテュート(NARPI)運営委員の片野淳彦氏、NPO法人ブリッジ・フォー・ピース代表理事の神直子氏、同タスクフォース運営委員で同大学教授の山本俊正氏がそれぞれ発題しました。
この中で片野氏は、歴史や領土問題などを理由に緊張状態が続く東北アジア地域に和解をもたらすには、平和をつくり出す知識や技術を持った人材の育成が不可欠と強調。その際、「反戦にとどまらない平和教育」が重要であるとし、同地域の学生らを対象にしたフィールド学習や平和構築トレーニングを説明しました。
これを受け、神氏は、フィリピンの戦争犠牲者と元日本兵の体験を聞き取り、双方にビデオメッセージを届けるという同団体の活動を紹介。互いの思いを知ることで、苦悩を抱えた両者の心に少しずつ「赦(ゆる)し」や「癒やし」が生まれていると語りました。
また山本氏は、2009年から始まったIPCR(韓国宗教平和国際事業団)主催の国際セミナーの内容や成果を報告した上で、日本の参加者が常に問われているのは「戦争責任の問題」と指摘。哲学者の高橋哲哉氏の「責任とは応答能力である」との言葉を引用し、中国や韓国、フィリピンなど戦争犠牲者の声は、それを通して神仏が平和を呼びかけているのであり、真摯(しんし)に受けとめて応えていくことが宗教者の役割であると述べました。