身近な場所に目を向けてみよう👀

6月20日は「世界難民の日」

2000年12月4日、国連総会で、毎年6月20日を 「世界難民の日」(World Refugee Day)とすることが決議されました。この日は、従来はOAU(アフリカ統一機構)難民条約の発効を記念する「アフリカ難民の日」(Africa Refugee Day)でした。難民の保護と支援に対する世界的な関心を高め、UNHCR協会を含む国連機関やNGOによる活動に理解と支援を深める日にするため、「世界難民の日」として制定されました。

今回、私はUNHCR駐日事務所と国連UNHCR協会主催のイベントに参加してきました。
イベントの中で特に印象的だったのが、映画です。この映画は紛争が原因で母国を逃れて、日本に難民としてやってきた17歳のクルド人の女子高生が主人公でした。映画を観て率直に感じたことは、“無”でした。それは怒りすぎて無になったとか、驚きすぎてというものとは別の感情でした。いつも喜怒哀楽がはっきりとしているのに、なぜ今回はこんなにわかりにくいのか自分でも不思議でした。色々と考えた結果、自分自身の問題意識が低く、日本で起こっている問題という実感がなかったことが原因でした。「難民」という言葉を聞くと、日本ではなく中東やアフリカ、東南アジアなどで起こっている問題と考える人も多いのではないでしょうか。私もこの映画を観るまでは、その一人でした。実際は、日本にも難民の方はいて、難民であるということを本人が言い出せないだけだと映画では描かれていました。そう考えると、私自身も様々の国の方と触れ合ってきましたが、私が気づいていないだけで「もしかすると…周りにいたのかもしれない…」と思いました。

現在、世界情勢が刻一刻と変化しているので、どうしても国外に目を向けがちです。しかし、国内にも苦しい思いをして日本に逃れてきた方々がいらっしゃること、そして難民認定を受けることができずに、さらに追い詰められている方々がいらっしゃることを忘れてはいけない。私たちが住む日本でも身近に起こっている問題であることを実感しました。そして私は、そういった人々がいるということを知ってもらうために伝えることができると思い、この記事を書きました。

私たちは自分と他者を比べる時、〇〇と比較して幸せだ。不幸だと考えます。果たして、相手の立場に立つということは自分の現在地と比較することなのかと考えてしまう今日この頃です。

「世界難民の日」を通して、自分が何か現状を変えることはできないけど、自分の得意なことで傷ついた人を癒すことや、周囲に伝えることはできるということを改めて教えていただきました。

【プチ情報】
今回のイベントで視聴した動画を皆さんにも共有いたします!!ぜひ、ご覧いただけますと幸いです。

◆世界難民の日 特別配信「UNHCR WILL2LIVE Music 2022」2022年6月19日(日) 配信(2022年9月末までアーカイブ配信)
https://www.youtube.com/watch?v=2PMLxCyXmUY

◆【字幕付き】リスト:彼らが手にしていたもの(原題:What They Took With Them: a List)
https://www.youtube.com/watch?v=aY16LULeT4U

参考文献:
UNHCRと難民について – UNHCR Japan