今日のことば

4/17 金曜日

子育ては忍辱(にんにく)行

わが子に本当に幸せになってほしい、というのが、親のいちばんの願いでしょう。それならば、人が幸せになれるいちばん肝心かなめのところを教えなくてはなりません。この社会は、自分のために一生懸命生きなくては生きられませんが、しかし、人のために生きなければ決して幸福にはなれないことを、しっかりと身につけさせるのが家庭教育のかなめだと思うのです。

これは、一、二度言い聞かせるだけで教えられるものではありません。子どもは口で教えようとすることより、親が毎日、言ったりやったりすることを見ていて、自分の生き方を選んでいくものです。つまり親の精進と成長がなくては、子どものしつけはできないのですね。

まず、子どもにできることをやらせる。いちいち子どもに教えてやらせるよりも、自分でやってしまったほうが早くても、面倒がらずに子どもに体験させ、見守ってあげるのが愛情です。わが子の教育には、母親の絶大な忍耐力が必要です。それなしには、本当の教育はできません。忍耐強い繰り返しによってしか人間の生き方は身につかないのですから。

庭野日敬著『開祖随感』第8巻 162~163頁より
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