今日のことば
5/23 土曜日
本気で聞くリーダー
嫌われるリーダーになりたかったら、部下が話し始めたらすぐその話の腰を折って、自分の言い分だけ押しつけることを毎日続けていればいい、というのです。それを続けていれば、どんなに理路整然とした有能なリーダーであっても、部下はついてこなくなってしまうそうです。リーダーの態度に、部下の話など聞くに値(あたい)しないと見下す心が見えるからですね。
いったん部下が上司に対してそうしたわだかまりを持ってしまうと、もう、あとの言葉は素直に聞けなくなってしまうのです。
「この上司は、私の言おうとすることを、本気で聞いてくれる。私のことを、本当に理解してくれる」という信頼感と、その期待になんとしても応えなくてはならない、という責任感、それが人の最高の力を引きだすのです。
どのような組織であれ、メンバー同士が互いに相手を見下し、侮(あなど)るようになったら、もう組織の力は発揮されません。みんなの内に秘められた力を信じ、それを尊敬し合う礼拝行に徹してこそ、信頼して人にまかせ、人に譲れる寛容さが具わります。それが具われば、必ず心から慕われるリーダーになります。
庭野日敬著『開祖随感』第8巻 272~273頁より