今日のことば
5/26 火曜日
お体裁(ていさい)を捨てる
きれいごとで教えを説いても、人はなかなか「私も信仰してみよう」という気持ちになってくれません。裸の自分をさらけだして、「そんな愚かな私が、こういう考えになってこんなに救われたんです」と話せるようになると、「なるほど、私もやれそうだ」という気持ちになってもらえるのです。
「この人をお導きしたい」と真剣になると、自分の見栄(みえ)やお体裁をかなぐり捨てることができるのですね。お導きのありがたさは、そこにあります。
口先だけでは人の心を動かせないことが分かってくると、「こうすれば、必ず救われます」と自信を持って言えるように、とにかく、まず自分が実行してみなくては、と真剣になるのです。相手の幸せを願う一心で、自分の信仰が本物になっていくわけです。
そうして自分の導きの子ができると、まるで本当の子どものように、「こういう考え方になってごらん」「こういうふうにやってごらん」と、もう一生懸命になって後押ししてあげて、ふと振り返ってみると、同行二人(どうぎょうににん)、共に仏道をあゆむ幸せをかみしめられるようになっているのですね。
庭野日敬著『開祖随感』第8巻 286~287頁より