今日のことば
1/4 日曜日
末法(まっぽう)を救う
このまま世界中で化石燃料を使い続けると、炭酸ガスが地球を覆(おお)って温度が上がり、南極の氷山が解けだして陸地のかなりの部分が水没してしまう、と警告が発せられています。裏付けのある予測で、世界の指導者がこぞってそれを訴え始めました。末法というと、法がまったく絶えた真っ暗闇(やみ)の時代を考えがちですが、法は厳然として存在しているのに、人びとが法からどんどん離れてしまうのが末法の時代です。
物があふれ、はなやかに繁栄しているようにみえるいまの社会も、豊かさや便利さを飽(あ)くことなく追い続けると、どんどん法からはずれ、破滅の道をたどりかねません。
法華経には、燃えさかる家の中で、その火に気づかずに遊びほうけている子どもたちの話が出てきます。その子どもたちに仏さまは、「外には、すばらしい車があるぞ」と呼びかけて大火から救いだされます。幸せを求めているつもりで、自分がどこへ向かっているか気づかずにいる現代人も,“火宅(かたく)の子”と言えましょう。その人たちへの呼びかけは、物の豊かさや便利さを上回る真の豊かさ、本当の喜びを知ってもらうことです。
新しい年を迎え、決意を新たにしようではありませんか。
庭野日敬著『開祖随感』第8巻 108~109頁より