今日のことば

3/7 土曜日

人生の目標を持つ

いまの若い者は覇気(はき)がない、根性がないといわれますが、それは人生に目標が持てないからだと私は思うのです。

竹下登首相は若いころから「私が総理大臣になったら」と、常に口にしておられたそうです。また岸信介元首相に生前お会いした折に色紙を頂戴(ちょうだい)し、その見事さを称賛すると、「自分は学生時代から総理になるのだと心に決めて、書の先生について習ったんだ」と話されていました。

私も十八歳で上京したころ、「日本一になるんだ」という気持ちでいました。大言壮語(たいげんそうご)のように聞こえますが、こういう大きな目標を持つと、骨が折れるとか都合が悪いとかといった私情に引きずられずに、なにごとにも全力投球できるのです。そして困難を一つ乗り越えるごとに、充実感がみなぎってくるのですね。

「人は信念と共に若く疑惑と共に老ゆる」「希望ある限り若く失望と共に老い朽ちる」(サミュエル・ウルマン)という詩があります。

素直に、正直に自分をさらけだして、自分なりの人生の目標をつかむと、一日一日に張りが出てきます。

庭野日敬著『開祖随感』第8巻 24~25頁より
TOPへ戻る