今日のことば
3/2 月曜日
自分につき従うもの
親の恩に感謝するか、うるさい親だと恨むか、その心は紙一重の違いですが、その違いが人生をまるで変えてしまいます。親の恩を感じれば、親の期待に応える生き方をしなければならないと考えるようになり、反対に親に恨みを抱いていれば、いちいち親の言うことに反発して捨てばちな生き方になって、その結果は、まるで正反対の人生になってしまうのです。
『法句経(ほっくきょう)』に「心こそすべてのもと、けがれた心で語り振る舞えば苦しみは尽きない。轍(わだち)の車に添うように」「清らかな心をもって語り振る舞えば、楽しみは尽きない。影の形に添うように」という言葉があります。現在の一瞬は、たちまち過去のものとなって消えてしまうようにみえますが、車が通れば轍が残るように、私たちがなした行為は、いつまでも自分につき従うのです。善をなせば善(よ)いことが、悪事をなせば悪いことがつき従ってきます。
信仰の功徳とは、この人生、ごまかしがきかないのだと知って、人が見ていようがいまいが、真正直に生きぬくことから生まれるのです。
庭野日敬著『開祖随感』第8巻 14~15頁より