今日のことば
4/13 月曜日
懺悔(さんげ)の場
「どうしてうちの子は、こんなに親の言うことを聞かないんだろう」というのが、お母さん方の共通の悩みです。それは親のほうの都合を子どもに押しつけているからなのですが、法座で本音が出ない、法座が救いの場になっていないというときも、同じではないでしょうか。
説くほうの都合が先になっていないか、振り返ってみてほしいのです。
法座の魅力は、話し方の上手下手ではありません。あまり上手すぎる説法は、流れがよすぎて、右の耳から左の耳へ抜けて、あとには何も残りません。また、なんとしても相手を説得しなくてはと力むから、逆に反発されてしまうのです。法座は、人が感心するような説法を聞かせたり、こっちの考えどおりに人を動かそうとする場ではありません。相手の苦しみとひとつになる場なのです。
苦しんでいる人の訴えを、ありったけ聞いてあげる心になればいいのです。そのためには、なによりもまず謙虚さが大事です。法座は、法座主にとっても懺悔の場なのです。
庭野日敬著『開祖随感』第8巻 150~151頁より