今日のことば

5/4 月曜日

かたくなな心をとかす

親の言うことをはねつけて、精いっぱい突っぱっている子どもにお説教をして従わせようとしても、できるものではありません。子どもが突っぱっているのは、そうしなければ壊れてしまう弱さ、寂しさを抱えているからです。その心の奥を見てあげなくてはなりません。

突っぱっている子どもも、心の中は、みんなに好かれたいという思いでいっぱいなのです。それが表の皮一枚だけで意地になっていて、自分でもどうにもならないのです。そのかたくなな心をとかしてあげるのが先です。

佼成会の道場に行くと、「よくきてくれましたね」と大切にしてもらえるのですが、どうしてこんなに大事にしてもらえるのかと思うと、「あなたは仏性(ぶっしょう)を具えているのですよ。仏になる人なんですよ」と合掌してくださるのです。人に拝まれたことなどないから、みんなびっくりして、そこで初めて「こんな自分でいてはならないんだ」と気づくのですね。

心を閉ざしている人を無理やり道に入らせようとしたって、できるものではありません。仏性に目覚めさえすれば、だれに命じられなくても自分で立ち直っていくのです。

庭野日敬著『開祖随感』第8巻 218~219頁より
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