今日のことば
4/26 日曜日
夫婦の信頼関係
夫婦には、信頼がなによりも大事です。どんなに立派な家に住み、経済的に恵まれても、信頼で結ばれていなければ本当の安らぎはありません。生活は多少苦しくても、心を一つにして支え合い、かばい合っている夫婦は、じつにほほえましいものです。その両親の姿を見て、子どもたちも安心しきっています。夫婦の信頼関係こそ家族を一つにする核なのですね。
男女とも平均寿命が八十歳に達しようという現在、夫婦は半世紀にもわたる長い伴侶(はんりょ)です。ところが、子育てが終わって子どもたちが家から巣立ち、これからは夫婦二人っきりというときになって、「もう、この相手と一緒に生活するのはこりごり」と離婚する夫婦がいます。長年、一緒に住んだからといって、それだけで自然に信頼関係が生まれるものではないのです。
大切なのは、夫婦が共通の価値観を持ち、共通の目標を持って、二人の顔が同じ方向に向いていることではないでしょうか。それでこそ、夫婦がそれぞれの分を果たしながら、力を合わせて人生の山坂を乗り越えていく力が生まれ、その同行二人(どうぎょうににん)の修行の中で信頼関係がより深いものになっていくのだと思うのです。
庭野日敬著『開祖随感』第8巻 188~189頁より