今日のことば
3/13 金曜日
現代の菩薩
第三回国連軍縮特別総会で、私は立正佼成会を代表して「日本の平和憲法を全人類に広めたい」と訴える役目を果たさせてもらいました。国連での演説は、こんどで三回目になります。第一回の軍縮特別総会では、米ソ両大国の首脳に対して、「平和のために危険をおかす勇気を持つべきである」と訴えました。それが、いま一つ一つ実現しています。レーガン大統領が“悪の帝国”呼ばわりしていたソ連を訪問し、ゴルバチョフ書記長も、次々と軍縮の提案をしています。
大事業は一朝には成りませんが、世界は確実に軍縮・平和の方向へ進んでいます。あせらず、しかし、休むことなく一つ一つ積み上げていかなければなりません。
世界の平和も突き詰めていくと、「人間をどう治めるか」の問題に帰着するのではないでしょうか。大衆が自分の利害だけに目を奪われて右往左往(うおうさおう)している中にあって、大局を見すえ、私欲を離れて、めざすべき目標を人びとに示し導く真のリーダーがいなくてはなりません。その役目を果たすのが、現代の菩薩でありましょう。「地域の柱、国の柱、世界の柱たらん」という誓願に立とうではありませんか。
庭野日敬著『開祖随感』第8巻 54~55頁より