今日のことば

5/24 日曜日

善(よ)き友のありがたさ

ふだん悟ったようなことを言っていても、いざ問題が自分に振りかかると、とたんに逆上して周囲を恨んだりしてしまうのが、私たち凡夫(ぼんぷ)です。いちばん教えに耳を傾けなくてはならない大事なときに、自分一人だと、逆に教えからどんどん離れていってしまうのです。そこで、サンガの支えや励ましがどれほど大事か、身にしみて分かります。

お釈迦さまは「善き友を得さえすれば、必ず八正道(はっしょうどう)を成就できる。それは、東の空が明るんで一条の光が射し込むと必ず太陽が昇ってくるように、確かなことなのだよ」と、お弟子に繰り返し説いておられます。

サンガでは、さまざまな出会いがあります。ときにはそれがわずらわしくて、そこから離れたくなることもあるのですが、そのさまざまな出会いによってこそ、教えが身につくのです。

阿難尊者(あなんそんじゃ)が「善き友と共にあることは、この道の半(なか)ばに当たりましょうか」とお尋ねしたとき、お釈迦さまは「いや、善き友と共にあることは、聖なる道のすべてである」と言いきっておられます。そのお言葉を心に刻みつけなくてはなりません。

庭野日敬著『開祖随感』第8巻 276~277頁より
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