今日のことば
1/7 水曜日
先陣を切る人
一つの国だけで世界の平和はつくりだせませんし、また、一つの宗教だけで世界を救うこともできません。世界中の人が一つになって力を出し合わなければならないのは、だれもが分かりすぎるほど分かっているのです。
けれども、それぞれ自分の国がいちばん偉大だと思い、自分の宗教が世界一だと考えている人たちが、一つにまとまるというのは大変なことなのです。
身も心もすり減らすほど苦労して、みんなに一つになってもらおうと努力しても、その成果はすぐに現われるものではないのですが、しかし、これは、どうしてもやらなくてはなりません。
損得など一切抜きで、お金も労力も惜しみなく差しだし、しかも見返りなど一切求めない。そういう人が、まず立ち上がらなくてはならないのです。それに徹しきる人がいれば、あとに続く人が、必ず出てきてくれます。
その役を、私たち宗教者が引き受けなくてはならないと思うのです。平和のために自分を捧げる人こそ最高の喜びを味わえるのだと、宗教者は、だれよりもよく知っているのですから。
庭野日敬著『開祖随感』第7巻 48~49頁より