今日のことば

9/16 火曜日

有頂天(うちょうてん)を抑える

人が自分のことを批判しているときには、わが身を戒(いまし)めて修行を怠らず、向上することができます。ところが人にほめられると、つい気持ちがゆるんで自分を甘やかしがちです。

かつて恩師の新井助信(あらいすけのぶ)先生が「忍辱(にんにく)とは、たんに我慢することではありません。少し信仰が進むと、まわりが『なかなか偉いものだ』などと言う。それでつい有頂天になりやすいのですが、このいい気持ちになるのを抑えるのも忍辱行です。これが難しいのです」と教えてくださったことがありました。心すべきことです。

庭野日敬著『開祖随感』第1巻 145頁より
TOPへ戻る