今日のことば
3/8 日曜日
率先垂範(そっせんすいはん)
リーダーにふさわしい人物を、どうして見分けるのですかと尋ねられることがあります。私の見分け方は、まことに簡単です。その人間に、人がついてくるかどうかを見るのです。
ただ口先で立派なことを言っても、人はついてくるものではありません。なんでも分かったようなつもりで「教えてやるんだ」という姿勢では、人はついてこない。自分では分かっているつもりの人ほど、人の心が分かっていないからです。人生の問題は、そのくらい難しいのですね。
ですから、すべての人を師匠と思って聞かせてもらう。骨の折れることは自分でやって、やりやすいことを人にやってもらう。そういう態度が身についてきたら、どんどん人が吸い寄せられてくるようになります。
「上の者が働かずに下の者を動かそうとするから、不平不満が出る。私は先頭に立ってしゃにむに働いた」と正力松太郎(しょうりきまつたろう)さんは言われましたが、常に夢を持って自分のなすべきことに全力で取り組み、自分を燃やしきることが大事です。自分が燃えきらずに、人を燃えさせることはできないのです。
庭野日敬著『開祖随感』第8巻 30~31頁より