今日のことば
4/22 水曜日
自分をさらけだす行
初めての人にいきなり仏教の深遠な真理を説いて、「この教えは、だれにも必要なものなのですよ」と信仰をすすめても、「いまのところ間に合ってますから」と断わられてしまいます。それで意気消沈して、「いまの人は信仰の話など聞こうともしない」「とても、お導きなどできない」と嘆いている人がいますが、お導きは、法を説くことよりも自分の懺悔(さんげ)の行だと考えたほうがいいのです。
「私はこれまで、なんでもいちいち腹が立って人と衝突し、夫婦仲も親子の間もうまくいかなかったのですが、それが、こんなに幸せになれたんですよ」と、自分をさらけだして、ありのままに話させてもらうのです。人さまの前で自分をさらけだしたりしたらばかにされはしないか、と初めは心配なのですが、それが逆なのですね。真っ正直に自分を包み隠さずさらけだせる人の話に、相手は胸をえぐられ、感動せずにいられないのです。そこに、おのずとご法の偉大さが輝きでてきます。
だれもがさまざまな悩みを胸に抱えていて、これまで人に言えずにいたその問題を解決できる方法があると知れば、心を動かさずにいられないのです。
庭野日敬著『開祖随感』第8巻 178~179頁より