今日のことば
2/14 土曜日
生きる力を与える人
自分のところへ人が寄りつかない、法座に人が集まってくれないと、ため息をついている幹部さんがおられるのではないでしょうか。どうしたら人が集まってくれるようになるのだろうか、と毎日悩んでいるその眉(まゆ)を寄せた憂(うれ)い顔を、笑顔に変えてほしいのです。
自分がどんな人のそばに行きたくなるか、反対に、ちょっと敬遠したくなるのはどういう人か、思い浮かべてみてください。いつも自分のことを認め、ほめてくれる人の姿を見かけると、こっちから、そばに寄っていって声をかけたくなりますね。反対に、厳しいだけの人は、ありがたいことを言ってくれる人だと分かっていても、つい敬遠したくなってしまいます。
優しいという字は、人偏(にんべん)に憂(うれ)えると書きますが、自分のことで憂えるのでなく、人の悲しさ切なさを本当に憂えてあげられる人、それが優しい人です。そういう人こそ、人に生きる力を与えてあげられる人、人間としていちばん優(すぐ)れた人です。だから優しいという字は、優れているとも読むのです。
まず、人から慕われる人にならなくては、相手のためを思って言ってあげる言葉も聞いてもらえません。
庭野日敬著『開祖随感』第7巻 216~217頁より