今日のことば
2/11 水曜日
紙一重の差
三原脩(みはらおさむ)さんは、プロ野球の西鉄黄金時代を築いた名監督ですが、万年最下位の大洋の監督に就任したとき、「西鉄と大洋では、選手の力が違うでしょう」と聞かれて、「プロである以上、そんなに違うわけがない」と言いきり、一年で見事に日本一にしてしまいました。
伸びる会社もつぶれる会社も、紙一重だといいます。朝礼のやり方、新商品の開発の仕方、売り方の紙一重の差が、その盛衰を決めてしまうわけです。松下幸之助さんは「あたりまえのことを、あたりまえに。ただし徹底してやることだ」という名言を残しています。
佼成会の道場にみえた人が感心するのも、信者さんの「はい」と弾む返事、「ありがとうございます」という心の底からの感謝、喜びにあふれて奉仕する目の輝き、その紙一重の差だといっていいと思うのです。
ごくあたりまえの所作をしているのに、みなさんが自ら思い立って奉仕に打ち込む姿が人を感動させ、人を吸い寄せるのです。その“発心(ほっしん)の輝き”が曇ると、まことにあたりまえの、なんの魅力もない集団になってしまいかねません。
庭野日敬著『開祖随感』第7巻 204~205頁より