今日のことば

2/27 金曜日

やってみてこそ分かる

自分の思いどおりにならないと、相手を変えよう、まわりを変えようと躍起(やっき)になるのですが、いくら躍起になっても、まわりが変わるはずはありません。佼成会では、どんなに主人が悪い、子どもが悪いというときでも、「まず、あなたが旦那さんに下がるんですよ」「お母さんのほうから、子どもさんにおわびするんです」と指導します。

初めは、むちゃくちゃに聞こえますが、「ああせい」「こうせい」とうるさく言われて、仕方なしに言われたとおりにやってみると、ご主人が変わり、親に楯(たて)ついていた子どもが変わってしまうのです。心理学にも、認知的不協和低減(にんちてきふきょうわていげん)の法則という言葉があります。初め心の中にあった不協和音も、やっているうちにだんだんなくなっていき、やがて「なるほど」と、納得せずにはいられなくなるのです。

自ら思い立った発心(ほっしん)でなくては本物じゃないといいますが、黙って待っていても、発心がわいてくるものではありません。「ああせい」「こうせい」と、いちいち言われて、やらずにいられなくなって実行してみる。それで「なるほど」と、発心が生まれてくるのです。そこに手どりの大切さがあるわけです。

庭野日敬著『開祖随感』第7巻 254~255頁より
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