今日のことば
2/7 土曜日
目の前の仏の子
「神を愛している、と言いながら兄弟を憎む者がいれば、それは偽(いつわ)り者です。目に見える兄弟を愛さない者は、目に見えない神を愛することができません」という聖ヨハネの言葉があります。
私たち仏教徒は、仏に帰依(きえ)し、法に帰依し、僧に帰依することを毎日お誓いしています。完全無欠の仏さま、その教えはありがたく崇(あが)められても、毎日一緒に修行する仲間となると、あんなことをしている、こんなことを言っていると、ついアラばかりが見えて摩擦が起こりがちです。その人たちを、自分を高めてくださる仏さまのお使いだと、心から拝めるようになって初めて、三宝帰依が本物になるわけです。
あの人、この人の欠点ばかりが目について、人をさしているうちは、「すべての人が仏性を具えた私の子どもなのですよ」とおっしゃられる仏さまを本当に信じているとはいえないのですね。
出会う人、出会う人を通して、自分の三宝帰依がどれだけ本物になっているかが確かめられるわけです。その修行の場が法座だといってもいいでしょう。
庭野日敬著『開祖随感』第7巻 184~185頁より