今日のことば
1/10 土曜日
すべて自分持ち
信仰に入ればよいことばかりで、悪いことはなにもないのかというと、そうはいきません。
「佼成会に入会したけれどもサラ金の借金は減らないじゃないか」と文句を言われても、どうしようもありません。借金は、借りた人が苦労して返済しなくては消えないのです。では、信仰してもしなくても同じかというと、そうではない。
私心をはさまずに法華経を拝読していくと、どういうことをしているとどうなるか、善(よ)い結果も悪い結果も、そうなる順序次第が明らかに見えてきます。悪因縁を積むことの怖さと、教えを行じる功徳が、目に見えてくるのです。
「人はたんに知っていることによって知慮(ちりょ)ある人になるのではなく、それを実践しうる人たることによってそうなるのだ」と西洋の賢人も言っています。教えを聞いても、それを横に置いておいて、表面だけとりつくろっているのでは功徳は頂戴できません。
素直に、まっすぐに行じる人は、だれが見ていなくても、必ずご守護が頂戴できます。それは歴然として隠しようがないのです。
庭野日敬著『開祖随感』第7巻 62~63頁より