今日のことば
6/26 金曜日
相手の心を開かせる
人はさまざまなタイプに分類されますが、人の分類法でいちばん大事なのは、「人の気持ちが分かる人間」と「分からない人間」という分け方ではないか、と朝日新聞の「天声人語」が書いていました。
では、どうしたら人の気持ちが分かる人間になれるのかです。私は、どんな人に対するときも、まず相手の言葉に「そうですね」とうなずくことにしています。人は、相手が自分の言いたいことに耳を傾けてくれる、自分の考えを分かってくれると知ると、自分の気持ちをありのままに出して、なぜそういう考え方をするのかまで、話してくれるのです。
こっちの言いたいことがあっても、それをちょっと抑えて聞き役に徹していると、こちらがあれこれ頭を悩まさなくても、向こうからみんな話してくれ、教えてくれるわけです。
ところが見ていると、たいていの人が相手の話を頭から「その考え方は間違っていますよ」とはねつけて口を閉ざさせてしまい、それで「何も話してくれない」と苦労しているのです。まず心を開いてもらうことが大事。法座でも心を開いてもらいさえすれば、ひと言でうなずいてもらえるのです。
庭野日敬著『開祖随感』第11巻 90~91頁より