今日のことば

4/20 月曜日

ご法の実地訓練

たとえば楽器の演奏を習うのに、教則本を読んだだけで楽器が弾けるようになると考える人は、まずいませんね。ピアノでもバイオリンでも、実際に弾いてみて、間違った音を直していく。どう弾けばきれいな音が出るのかを、先生に実際に教えてもらう。その練習の積み重ねで、だんだん美しい音色で楽器が弾けるようになっていくわけです。

ところが信仰となると、うっかりすると解説を聞いただけで教えが身についたように錯覚しがちなのです。ですから私は、「道場にお参りしても、玄関で拝むだけで帰ってしまうような人は、本当の信者とは言えませんよ」と言わせてもらうのです。

信仰をしたら、本当に幸せにならなくては意味がありません。自分のところだけ幸福が素通りしていってしまうのは、自分の考え方のどこが間違っているからなのか、具体的に教えてもらう。自分のどこをどう変えていけばいいのか、実際に、そのとおりにやってみる。その実地訓練なしには、ご法も身につかないのです。その訓練の場が法座なのですね。

庭野日敬著『開祖随感』第8巻 174~175頁より
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