今日のことば
4/27 月曜日
一人の心の浄化が
明るい社会づくり運動(明社運動)の二十周年記念式典で、井深大(いぶかまさる)会長さんが、こんな話をしてくださいました。
あるアメリカの統計調査によると、人口の二パーセントに当たる人が瞑想(めいそう)を学んだいくつかの都市では、犯罪発生率が平均五・六パーセント下がっているというのです。ピーター・ラッセル氏という、ケンブリッジ大学で数学・理論物理学・実験心理学を学んだ超越瞑想の研究家の報告だそうですが、瞑想によって根源的自己に触れると、社会全体の要求と調和する自己が目覚めるというのです。
私たちの毎日の経典読誦(どくじゅ)の行も、瞑想のひとつといえましょう。自分を無にして、みんなが自分の仏性に目覚めてほしいと祈る正定聚(しょうじょうじゅ)が二パーセントを超えると、よいほうにも悪いほうにも赴(おもむ)く大衆(不定聚(ふじょうじゅ))が、一挙に正定聚に引き寄せられてくると教えられているのと、まったく同じです。
現実の社会は争いや犯罪の絶えることがなく、浄化は至難なようにみえますが、一人ひとりの心の浄化を積み上げていけば、社会が大転換する時が必ずきます。みなさんの地域一割導きの努力は、その核づくりにほかなりません。
庭野日敬著『開祖随感』第8巻 190~191頁より