現在がなければ過去はなく、現在なくして未来もありません。この現在に全力を注いで生きることによって、それまで過ごしてきた過去が価値あるものになり、また未来が充実したものになっていくのです。
「淵(ふち)に臨(のぞ)んで魚(うお)を羨(うらや)むは、退(しりぞ)いて網(あみ)を結(むす)ぶに如(し)かず」という言葉があります。願望だけをふくらますのでなく、まず手元の、なすべきことに打ち込むことが大切だという意味です。私たちも現在という一点を見つめて、なすべきことを一心になす心構えがなによりも大切だと思うのです。