今日のことば

6/15 土曜日

みんなを主役に

「使い走り役から縁の下の仕事まで全部こっちがやって大かた事がなったところに出てきて、ちょっと手伝っただけで、すべて自分の功績のように吹聴(ふいちょう)する人間がいる」と悔しがる人がいました。

私は、それでいいのだと思うのです。「みなさんが、それぞれ主役は自分だ、と思ってくれたらありがたい」と考えるのです。

人間は、だれかに利用されてその手先として使われるだけだと思ったら、本気で働くものではありません。自分が主役だと思えばこそ、力をふりしぼってくれるわけで、それを本当にありがたいと心から感謝する……。

こちらの考えがそうなると、みなさんが喜んで力を貸してくださるのです。とりわけ宗教者は、それだけの懐(ふところ)の広さを持たなくては人さまをお救いし、世の中を浄化する働きなど、とてもできるものではありません。

自分一人だけの力では、なにごともなりません。あの人にも、この人にも力を出しきってもらう。その手助けができるようになってこそ本物です。

庭野日敬著『開祖随感』第11巻 110~111頁より
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