大聖堂

大聖堂法華経の広宣流布をめざす根本道場として、全国の会員が一丸となって1964年に建設されたのが大聖堂です。堂内には本会の本尊「久遠実成大恩教主釈迦牟尼世尊(くおんじつじょうだいおんきょうしゅしゃかむにせそん)」が安置されています。法華経が「円教(えんぎょう)…欠けることのない完全な教え」と言われることから円柱型に建設されました。2003年より免震等の改修工事が行われ、2006年5月にリニューアルしました。

波羅蜜橋

大聖堂の正面玄関には、橋が三本かけられています。これが波羅蜜(はらみつ)橋です。波羅蜜には苦しみの世界(此岸)から平和境である涅槃の岸(彼岸)に渡るという意味があります。人々をそうした心境に導きたいという願いを込めて名づけられました。

中央波羅蜜橋
中央波羅蜜橋

東波羅蜜橋
東波羅蜜橋

西波羅蜜橋
西波羅蜜橋

大聖堂正面玄関

大聖堂正面玄関正面玄関には仏教の思想が円柱の数によって表現されています。階段部分に12本、階段最上部にも4本の円柱があり、それぞれ「十二因縁」と「四諦の法門」を表現しています。階段を上がると、6本の円柱の間を通り抜けるようになっています。それは菩薩になるための道すじを表しており、「六波羅蜜」を行じることの大切さを示しています。

三菩薩の漆画
三菩薩の漆画大聖堂の正面玄関から階段を上がっていくと、前方の壁面に三菩薩の漆画が掲げられています。そこには仏教徒の目指すべき目標が示されています。

文殊菩薩
文殊菩薩文殊の智慧といわれるように、文殊菩薩は智慧を象徴する菩薩です。ものごとの本質を見通し、正しい理法を私たち一人ひとりが身につけることによって、世の中は明るく豊かになることを意味します。

普賢菩薩
普賢菩薩実践(行)を象徴する菩薩が普賢菩薩です。白象の6本の牙は六波羅蜜(布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧)を表し、菩薩行すなわち自利・利他の実践のための六つの規範を示しています。

弥勒菩薩
弥勒菩薩弥勒菩薩は慈悲を象徴する菩薩です。利己的な心や闘争心を改め、慈悲(思いやり)の心をもつことの大切さを意味しています。

ブロンズ・レリーフ
ブロンズ・レリーフ三菩薩の漆画と向かい合うようにして飾られているのが、ウサギ、サル、キツネをかたどったブロンズ・レリーフです。これは『ジャータカ(本生経)』の中で説かれた釈尊の前世物語をもとにしています。それは苦しんでいる旅人を助けるために、ウサギが我が身を捧げる物語です。このレリーフは我が身を惜しむことなく、他に尽くしていく布施行の尊さを表しています。

大聖堂内

パイプオルガン
パイプオルガンは、宗教的情操心を高めようという目的で大聖堂内に設置されました。パイプの長さはわずか3センチのものから最長で7メートルのものまであり、その数は実に1925本を数えます。さらに、28の音色(おんしょく)を出すことができ、毎日行われる宗教儀式の際には必ず仏賛歌などが演奏され、参拝に訪れる人々に心の安らぎを与えています。

菩提樹の彫金
菩提樹の彫金大聖堂の聖壇上部には彫金の大菩提樹と立正佼成会の紋章が飾られています。これは文化勲章を受章した帖佐美行師の作品で、高さ5メートル、幅15メートル、重さは1トンにもおよびます。釈尊は菩提樹の下で悟りを開いたと言われています。会の紋章が一緒に置かれているのは釈尊の教えを基盤とした教団であることを表しています。

大尖塔

大尖塔
大尖塔大聖堂の中央最上部にそびえ立つ高さ15メートルの大尖塔。これは釈尊が菩提樹の下で悟りを開かれた聖地、インドのブッダガヤにあるマハーボディ(大菩提)寺院の大塔を模して造られました

また大尖塔の周囲には八つの小尖塔が立ち並んでいます。これは仏教の教え「八正道」を表しています。仏教に基づいた正しい生き方を学び、日常生活の中で実践していくことの大切さを示しているのです。

宝塔
宝塔夜空にひときわ美しい光を放つ宝塔が、大聖堂の屋上に建てられています。常夜灯になっており、人生に悩み苦しんでいる人々の心に、法(真理)が光明をもたらすことを意味しています。

獅子
獅子宝塔の四隅にはそれぞれ3頭ずつ獅子が立ち、計12の方角に向かって吼哮する姿があります。経典の中で釈尊が法(真理)を説くことを獅子吼(ししく)と表現されていることに由来します。世界に向けて仏教真理、特に法華経の教えを説く姿を象徴しているのです。