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2001年06月04日 WCRPが宮崎で開発・環境現地学習会

WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会の開発・環境委員会(委員長=上杉千郷・鎮西大社諏訪神社宮司)は4、5の両日、宮崎県宮崎市ならびに日南市で「開発・環境委員会現地学習会」を実施し、加盟教団から、約80人が参加しました。

学習会の1日目には、半世紀にわたって野生ザルの生態を観察し続けている「幸島自然保護センター」代表の三戸サツヱさんを講師に迎え、講演会が行われました。三戸さんは、『自然との共生 幸島サルから学ぶこと』と題した講演の中で、人がエサを与えることにより二足歩行するようになったサルの事例などを挙げ、人間が環境を操作することにより生物の習性を変化させてしまうことに警鐘を鳴らしました。
その上で、「自然はもの言わぬ教師である」と述べ、「地球資源に依存して生かされている私たちは、子どもたちのためにも、この美しい海や山を残していかなければならない」と語りました。
2日目は、会場を日南市の「サンメッセ日南」に移し、「地球に感謝するセレモニー」を開催。立正佼成会の宮崎、高鍋、延岡3教会の婦人部員による奉献の儀に続き、各教団代表が祈りを捧げました。また、この日に合わせ、大滝雅子委員(元本会理事)が『地球さん!ありがとう!』と題した、地球に感謝の意を表す歌を作詞。式典の最後に、会場の全員で合唱しました。

(2001.06.13記載)