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2001年09月05日 「アフリカへ毛布をおくる運動」の収集枚数が過去最高を記録

今年の「アフリカへ毛布をおくる運動」で集められた毛布の総枚数が、過去最高を記録しました。同運動推進委員会の発表によると、5月1日から6月30日までの運動期間中に全国から集められた毛布の枚数は16万9251枚。同委員会としての活動がスタートした1986年以来、最高となりました。推進委員会では、現在、配布国の選定などを行っており、今月中には、第1便がアフリカに向けて出航する予定です。

「アフリカへ毛布をおくる運動」は1984年、アフリカを襲った大干ばつで被災した人々を救援する目的でスタートしました。外務省の呼びかけで官民合同の組織を発足。本会も救援団体の一つとして毛布の収集作業にあたりました。全国から集められた毛布は171万枚。エチオピアやソマリアなどの難民に配布されました。
その後、同組織は解散しましたが、毛布のニーズがまだまだ高いことから、本会をはじめとする国内のNGO(非政府機関)が新たに推進委員会を結成。毎年、啓発・収集活動を続けています。毛布の枚数は89年に1万台に急減したものの、94年には7万1000枚に。96年には11万枚を突破しました。さらに昨年は14万8387枚を記録。今年はそれを2万864枚上回る16万9251枚が収集されました
こうした毛布増加の背景には、1.市民による啓発活動の活発化 2.個人の協力と共に学校や企業などの協力の増加 3.マスコミやインターネット等を通じての広範なPR--の3点が挙げられます。根本昌廣・同運動推進委員会事務局次長は「この運動が広まり、毛布の枚数が増えることは、人々が思いやりの心を発揮してくださったことの表れだと思います。物質的な豊かさや競争社会の中で忘れかけていた『共生』『分かち合い』の精神を、1枚の毛布によってあらためて気づかされる。この多くの人の気づきが大きな運動に発展していく原動力となっているのだと確信しています」と語っています。
毛布の枚数と同様、今年は輸送金の協力も増加。昨年までの1枚あたり700円から900円に値上がりしたにもかかわらず、9月3日現在で5700万6242円の協力が得られています。
現在、同運動推進委員会では、配布国および配布枚数の選定を行っています。また、東京・江東区にある日本通運株式会社の倉庫では、毛布の検品作業を済ませ、発送の準備にとりかかっています。今月中には、第1便がアフリカに向けて出発する予定です。

(2001.09.05記載)