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2002年01月11日 IARF「青年インドプロジェクト」から帰国

IARF(国際自由宗教連盟)主催による「青年インドプロジェクト」が12月22日から1月10日まで、インド西部のグジャラート州を中心に行われました。インドはじめ、イギリスやアメリカ、南アフリカなど7カ国から28人の青年が参加。本会からは、教務部スタッフと学林本科生の2人が参加しました。

このプロジェクトは、異なる信仰を持つ青年たちが集い、昨年1月末に発生した「インド西部大地震」で損壊した宗教施設を再建しようというものです。ボランティア活動やミーティングなどを通じ、諸宗教間の対話や相互理解、協力を促進することが目的の一つでもあります。
参加者はまず、同州内のガジャラダ村を訪問し、半壊したモスクの補修作業に従事。年が明けてからは、ナナ・ダヒサラ村で、ヒンズー寺院建設の基礎となる土台づくりにあたりました。また、連日、夕食時には参加者全員で祈りを捧げたほか、その後のワークショップでは、各宗教や自国の文化を紹介。期間中、「宗教的自由」などをテーマにディスカッションも行われました。
本会から参加した2人は1月11日に帰国。教務部スタッフは、「平和構築のために、宗教間の対話や協力が重要だということを再認識しました。そして、私たち青年自身が主体的に行動を起こしていくことが大事だと痛感しました」と語りました。学林本科生は、「外国の人々は日本の文化や仏教に関心があるようです。相手のことを知ると同時に、自らの考えを積極的に伝えていかなければならないと感じました」と心境を述べていました。

(2002.01.17記載)