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2002年03月01日 『日本の叡智は語る』 WCRP日本委が「サミット21」の全記録をまとめ刊行

WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会が1995年から5年間にわたって開催したシンポジウム「21世紀への提言 日本会議」(サミット21)の内容を集成した記録集『日本の叡智は語る~21世紀の日本像』(WCRP日本委編、鹿砦社刊)が3月1日に発刊されました。政治、経済、学術、言論、宗教など各界トップリーダーの「共生」に向けた提言が満載されており、新たな時代の"道標"となる一冊として注目を集めています。

「サミット21」は、WCRP創設25周年を記念し、同日本委員会が1995年から99年までの5カ年計画で取り組んだプロジェクト。『共生』をメーンテーマに、21世紀に向けたビジョンの構築を目的に年1回、シンポジウムが開催されました。宗教協力を基盤としながら政治、経済、言論など各界からトップリーダーが招かれ、「21世紀の日本像」について活発に意見が交換されました。
5回のシンポジウムが開かれ、出席したパネリストは延べ24人。中曽根康弘・元首相、樋口廣太郎・アサヒビール会長、有馬朗人・前東京大学総長、松原泰道・南無の会会長、白柳誠一・カトリック枢機卿、羽田孜・元首相、堤清二・セゾンコーポレーション会長、建築家・黒川紀章氏、宮澤喜一・元首相、速水優・元経済同友会代表幹事、寂庵庵主・瀬戸内寂聴師、田中真紀子・衆議院議員、小山宙丸・前早稲田大学総長、小泉純一郎・衆議院議員、福原義春・資生堂会長、ペマ・ギャルポ・チベット文化研究所所長(肩書きはいずれもシンポジウム出席当時)といった人々が名前を連ねています。
このほど出版された『日本の叡智は語る~21世紀の日本像』には、すべてのパネリストの基調発題とディスカッションの詳細を収録。5回のシンポジウムを受けて作成された「『21世紀への提言』日本会議宣言」も盛り込まれています。
21世紀を迎えた昨年、米国同時多発テロ事件が発生し、世界に暗い影を投げかけました。国際関係は混迷の度を深め、世界には紛争や経済格差、不平等などさまざまな問題が山積しています。本書には、"共生の21世紀"を築くための各界トップリーダーの叡智が結集されており、現代の課題に取り組み、新たな時代を切り開く提言書として注目を集めています。
3月11日から全国書店での一般販売がスタートしました。鹿砦社刊、A5版312ページで定価は2000円(税込み)。お問い合わせは、WCRP日本委員会事務局(TEL03-3384-2337)まで。

(2002.03.20記載)