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2002年03月08日 立正佼成会本部で「ゆとり団参」スタート

本年次、新たに企画された「ゆとり団参」の第1回が3月8、9の両日、大聖堂をはじめ第二団参会館など本部施設で行われました。行程では研修や大法座、本部施設の見学など、参加者が自由に選択できるプログラムを準備。今回は7教会から約600人が参加しました。

「ゆとり団参」は、2日間の行程の中で参加者一人ひとりが、「ご本仏さまとの出あいを通して"心のゆとり"を感じられる団参」として企画されました。年間を通して32回の開催が予定されています。なお本部施設を会場とした自由選択プログラムは、主に以下の4つのコースが用意されています。

1.「出あい法座」=聖壇のご本仏さまを前に、新しく出会ったサンガと語らいのひとときを過ごします。
2.「あったか家族講座」=家庭環境や親子のあり方、家族との触れ合いについて、専門家を講師に招いて研修を行います。
3.「み跡をしたうコース」=本会発祥の地・修養道場やお山を参拝し、庭野開祖、長沼脇祖の足跡を学びます。
4.「おひざもとコース」大聖堂や一乗宝塔を中心に本部施設を見学します。大聖堂の屋上から見る景色は格別です。
※このほか、第二団参会館では前日の宿泊者を対象に、研修や法座、映画鑑賞、庭野開祖の法話を聴くコーナーなどが用意されています。

第一日目の8日、第二団参会館では、宿泊者を対象に講演や大法座などのプログラムが実施されました。翌9日、宿泊者は大聖堂に参拝し、午前9時から読経供養。引き続き本部周辺の4カ所に分かれ、それぞれ選択プログラムに参加しました。
大聖堂4階ホールで行われた「出あい法座」には、約200人が参加。久保木常純本会監事を法座主に迎え、自らの病気や家族の死などについて率直に意見を交わしました。
参加者の一人は、「"救われ"を念じながら人さまの言葉を受け止め、法をお伝えしていくことの大切さを学ばせて頂きました」と語っていました。
法座終了後、参加者は庭野会長の法話を収録したVTRを観賞し、教えのかみしめを行いました。
大聖堂3階では、「あったか家族講座」が開かれ、家庭教育研究所所員による講演などが行われました。
本会発祥の地・修養道場から出発した「み跡をしたうコース」では、本会創立の意義や発足当時の様子を見学。また全員で「お山」(長沼妙佼脇祖の旧私邸)に参拝し、庭野開祖、長沼脇祖の足跡を学びました。
ある青年会員は、学校の春休みを利用して母親と団参に訪れました。「発祥の地の意義や開祖さま、脇祖さまが信仰に込められた思いなどを詳しく知るきっかけになりました」。
一乗宝塔、法輪閣、大聖堂を巡る「おひざもとコース」には、最多の230人が参加。大聖堂屋上も見学しました。
参加者の一人は、「これまでの団参と違い、ご本部の施設をゆっくり見学することが出来ました」と、新たに企画された「ゆとり団参」の感想を語っていました。

(2002.03.14記載)