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2002年03月14日 「立正佼成会一食平和基金」の第一期資金助成先を発表

「立正佼成会一食平和基金」の平成14年次第1期資金助成先が、このほど同基金運営委員会(委員長・松原通雄外務部長)から発表されました。支援総額は6007万9920円。アフリカ、アジアなどの各地で実施されている31のプロジェクトに充てられます。

国内外のNGO(非政府機関)や特定非営利活動法人に対する「資金助成」は、同運営委員会の会議で年4回審議され、決定されます。本年次第1期の助成は、1.一般助成 2.国連支援助成 3.臨時助成に分類され、支援が行われることになりました。今回、「一般助成」は27件。このうち16件のプロジェクトには、昨年から継続して支援が行われます。
継続支援の中では、タイ東北部でHIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染者に対する支援活動や村人たちへのエイズ教育を行っている「特定非営利活動法人シェア=国際保健協力市民の会」に160万円を支援します。また、ラオスやカンボジアで森林保全や持続的農業の開発を行っている」特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター」には、3つのプロジェクトに総額400万円が支援されることになりました。
一方、新規の支援は11件。COPEはラオスで唯一、義肢義足の普及を支援している団体です。インドシナ紛争が残した不発弾や地雷によって犠牲となった人たちに義足の装着、リハビリなどを行っています。このプロジェクトに229万5000円の支援が決定しました。
また、「アフリカへ毛布をおくる運動」の構成団体の一つであるアフリカ日本協議会が日本人のアフリカへの理解を促進するために『アフリカ理解ハンドブック』を作製。この印刷費用として50万円が充てられます。「国連支援助成」は1件。アジア諸国の政府関係者やNGO関係者らが日本に集まり、環境や軍縮、安全保障などの諸課題について語り合う「第8回金沢シンポジウム」の開催費用として200万が支援されます。
このほか、「臨時助成」として、日本全国のNGOが集いその役割について語り合う「第1回ネットワークNGO全国会議」はじめ3件に2088万3920円の支援が決定しました。

(2002.03.14記載)