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2002年07月04日 新宗連が「信教の自由」をテーマにシンポジウム

新宗連(新日本宗教団体連合会)主催による「信教の自由」シンポジウムが7月4日、東京・渋谷区代々木の新宗連会館で行われ、本会をはじめ加盟教団から22人が参加しました。

新宗連は昨年、結成50周年を機にこれまでの4つのスローガンを改正。新たに3つのスローガンを制定しました。今回のシンポジウムは、その一つに「信教の自由を守ろう」とうたっていることを受け、いま一度日本国憲法に定める「信教の自由」と「政教分離」の意味を再確認し、それらをめぐる諸問題に対して検討を加えようと開かれたものです。
シンポジウムでは、まず宗教法学会会長の小林孝輔・青山学院大学名誉教授が、『日本国憲法20条の信教の自由と政教分離について』をテーマに講演。大日本帝国憲法以来の宗教に関する条文を解説しました。
続いて、平野武・龍谷大学教授は『靖国神社問題と憲法』と題し、憲法上の観点から靖国神社の政治的な立場を語りました。
また、『宗教法人法と憲法』をテーマに講演した洗建・駒沢大学教授は、宗教法人法制定の経緯を語ったあと、その問題点を指摘しました。
この後、質疑応答・意見交換が行われました。

(2002.07.10記載)