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2002年07月10日 ネーブ・シャローム(イスラエル)のロバート・マーク氏が来会

第10回「庭野平和賞」の受賞団体であるイスラエルの共同体『ネーブ・シャローム/ワハット・アル・サラーム』のロバート・マーク氏が7月10日、本会を訪れ、事務庁舎で山野井克典理事長と懇談しました。

マーク氏は、「庭野平和賞」の創設20年を記念して、来年開催されるフォーラムの準備委員会に参加するため来日しました。懇談の中でマーク氏は、青少年への教育活動を中心にユダヤ人とパレスチナ人の共存を目指す同団体の活動が、シャロン政権下で厳しい経営を迫られている現状を報告。そうした状況の中で、一食平和基金による支援がますます重要な活動の支えとなっていることに感謝の意を示し、「民族の違いを尊重することはお互いの人生を豊かにします。我々の努力は小さいものかもしれませんが、世界に大きなインパクトを与えられるよう頑張りたい」と決意を述べました。
さらに、本会の小・中学生による「ゆめポッケ・キッズキャンペーン」の支援にも触れ、「民族の対立で家族がばらばらになってしまった子供たちは、自分個人のための贈り物をもらったことがありません。ゆめポッケは大変意義ある活動です」と強調しました。
山野井理事長は、「日本は戦争のない平和な時代が続いていますが、アジアや世界の平和のことを考えていかなければなりません。ゆめポッケの活動に携わることで、平和について考える機会が増えること、また皆さんと一緒に平和を築くお手伝いができることはありがたい」と述べ、さらなる支援と協力の意向を示しました。

(2002.07.10記載)