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2002年07月15日 大聖堂で盂蘭盆会式典

平成14年次「盂蘭盆会」式典が7月15日、大聖堂で厳かに執り行われました。全国92教会から約3600人の会員が参集しました。

式典では、全国の青年女子部員代表20人が袴姿で奉献の儀を行ったあと、庭野日鑛会長導師のもと読経供養が行われました。この中で、庭野会長はじめ全国の教師代表256人によって約1万8000体の戒名が奉読されました。回向文奏上、導師焼香に続いて、会員代表が体験説法を行いました。法話に立った庭野会長は、釈尊十大弟子の一人目連尊者が、地獄で逆さまに吊るされて苦しむ自分の母親を助けるために回向供養を行ったことが盂蘭盆会の起こりであると説明しました。その上で、肉親の情が一方で「自分たちだけの救われ」という自己中心的な考えを招く危険もあるとし、「仏教では、自分が救われるにはあらゆる人が救われなければならないと教えています。そうした釈尊の大きな慈悲心を再確認し、互いに相手の幸せを念じられる人間になることが先祖への最大の回向にもつながるのです」と述べました。

(2002.07.17記載)