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2002年09月29日 バチカン諸宗教対話評議会主催「第3回仏教・キリスト教対話研究集会」

カトリック・バチカン諸宗教対話評議会主催の「第3回仏教・キリスト教対話研究集会」が9月29日から10月3日まで、立正佼成会法輪閣を会場に開催されました。バチカン、日本はじめアメリカ、ミャンマー、スリランカ、韓国、タイ、シンガポールなどからカトリック、仏教双方の聖職者、学者、研究者ら約30人が参加、本会から篠崎友伸・時務部長、学林スタッフ2名が出席しました。

「仏教・キリスト教対話研究集会」は、キリスト教と仏教の対話・理解を促進することを目的に、同評議会の主催で開かれます。これまで1995年に第1回が台湾の佛光山で、98年にはインド・バンガロール近郊の修道院で第2回が開催されました。第3回のテーマは『仏教におけるサンガとキリスト教における共同体』。9月29日から10月3日まで、本会法輪閣を会場に行われました。
9月29日には、法輪閣大ホールで開会式が行われ、関係者ら約60人が出席。はじめに、マイケル・フィッツジェラルド同評議会議長(10月1日付で就任。前同評議会局長)があいさつに立ち、「立正佼成会は、庭野日敬先生の遺志を受け継ぎ、愛と奉仕の精神を具現されて、今回の開催にご協力くださいました」と謝意を表明。「このたびのキリスト教と仏教の分かち合いは、相互関係の強化につながるばかりでなく、全世界の利益となるでしょう」と述べました。
山野井克典理事長は、歓迎のあいさつの中で、1965年に庭野開祖が第二バチカン公会議開会式に出席して以来の本会とバチカンの交流に触れ、「神仏の導きのもと、世界平和に向けて協力の基盤を強固にしてまいりましょう」と語りました。
このあと、白柳誠一・カトリック枢機卿、岡田武夫・カトリック東京大司教、アムブロゼ・ビー・デ・パオリ在日本バチカン教皇庁大使がそれぞれあいさつしました。
30日からのセッションには、カトリック、仏教双方の聖職者、学者、研究者ら約30人が出席。4日間にわたり発表、討議が重ねられ、本会からは篠崎部長が『仏教における在家信者とその僧伽との関係』と題し、発表を行いました。最終日には声明文が採択されました。
フェリックス・マチャド同評議会次長は、「宗教を考えるときに、教会や寺といった出家の立場と共に、コミュニティー、サンガなど在家をテーマとすることは欠かせません。今回は在家仏教教団である立正佼成会に会場をご提供頂き、まさにテーマにふさわしい環境で討議を深めることができました」と語りました。

10月2日、東京・新宿のホテルで庭野会長招宴による夕食会が開催され、同対話研究集会参加者はじめ、本会から山野井理事長、篠崎部長、松原通雄・外務部長など合わせて約30人が出席しました。
はじめに、VTRで庭野開祖とバチカンの関係を振り返ったあと、全員で黙とうを捧げ、庭野開祖の遺徳を偲びました。
庭野会長はあいさつの中で、「開祖は宗教協力に尽力し、宗教間の対話を大事なテーマとしていました。このたびのような対話研究集会の開催を最も願っていたのが開祖であり、本会からも代表が参加させて頂くことは、本当に有意義なことです」と述べた。また、10月1日付でバチカン諸宗教対話評議会議長に就任したフィッツジェラルド師に祝意を表しました。
続いてあいさつに立ったフィッツジェラルド議長は、第二バチカン公会議の特別謁見でのローマ教皇パウロ六世と庭野開祖との出会いに言及。バチカンと本会が友好を深め、さらに緊密な協力関係を築いていくことの大切さを強調しました。

(2002.10.09記載)