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2002年10月21日 WCRP日本委員会が「中国平和使節団」を派遣

WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会が派遣した「中国平和使節団」の一行が10月21日から26日まで、北京を中心に上海、西安の3都市を訪問し、中国の宗教者と交流を図りました。

一行のメンバーは、団長の白柳誠一・同日本委員会理事長、杉谷義純・同事務局長はじめ12人。本会からは、同委員会評議員で婦人部会部会長の泉田佳子・布教相談役が参加しました。
今回の訪問は、WCRPの国内委員会であるCCRP(中国宗教者和平委員会)の公式招待によるものです。日中国交回復30周年を機に、両国の友好関係をさらに促進することが目的とされました。
一行はまず21日、北京の廣済寺にある中国佛教協会を表敬訪問し、9月に同協会会長に就任した一誠法師に面会。このあと、中国人民政治協商会議の本部でCCRPのメンバーと会見しました。中国側からは、閔智亭・CCRP副会長=中国道教協会会長=、陳廣元・同副会長=中国イスラム協会会長=はじめ、中国「五大宗教」(道教、仏教、カトリック、プロテスタント、イスラム教)の代表者ら13人の宗教者が出席しました。
この中で、あいさつに立った白柳理事長は、中国佛教協会前会長、CCRP前会長の故趙樸初師の言葉を引用しながら、「今後も、両国の宗教者が対話と交流を重ね、『日中友好の黄金の絆』をさらに強いものにしていきたいと思います」と述べました。その後、両国の宗教事情について意見が交わされました。
22日には、中国道教協会やカトリックの北京天主教会を訪問。23日午前には、中国国家宗教事務局を訪問し、9月に来日し、本会も訪れた葉小文局長と懇談しました。
24日には、西安の大慈恩寺、25日には、上海の中国キリスト教会(プロテスタント)などを訪問しました。

(2002.11.06記載)