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2002年11月04日 大本、人類愛善会主催の「世界宗教者の祈りとフォーラム」に本会代表参加

大本開教110年、人類愛善会創立77周年を記念した「第2回世界宗教者の祈りとフォーラム」(主催・大本、人類愛善会)が11月4日、『生命の尊厳――共生の世界実現をめざして』をテーマに、京都市の京都リサーチパークで開催されました。大本はじめ諸宗教の聖職者、信徒など約350人(海外参加者35人を含む)が参加しました。本会から松原通雄外務部長が、同実行委員会副委員長として参加しました。

開会式では、仏教、キリスト教、ヒンズー教、イスラム、ユダヤ教、神道による「世界宗教者の祈り」のあと、出口紅・大本教主が主催者を代表してあいさつしました。続いて、第1部として、廣瀬靜水・大本総長が基調発題をしたあと、村上和雄・筑波大学名誉教授が『生命の尊厳』をテーマに、ヨゼフ・ピタウ・ローマ教皇庁教育省局長が『宗教者の和解と連帯』をテーマに、城忠彰・広島修道大学教授が『21世紀は世界連邦の時代』をテーマにそれぞれ特別講演を行いました。
第2部では、上田正昭・京都大学名誉教授をコーディネーターに、宗教者や学者など計10人によるフォーラムが行われました。この中で、「9年前に行われた第1回の大会と比べ、宗教者がそれぞれの教義を語り合えるようになるなど、宗教協力が大きく前進していることを実感した」「他宗教に寛容な日本の風土は、宗教間対話をする上で格好の環境ではないか」といった意見が出されたほか、イスラエル・パレスチナ問題やテロ、科学と宗教、青年と宗教などについて活発に議論されました。
最後に、「すべての生命を尊び、信じ、愛し、許し合うことによる平和で公正な社会、万物共生の実現」や「世界連邦の実現」、「アジアにおける宗教と民族の連帯推進」などをうたった宣言文が全会一致で採択されました。

(2002.11.13記載)